精力がつく食べ物の代名詞ともいえる「うなぎ」。昔から、土用の丑の日に食べて夏バテを予防するという風習があります。
うなぎは、ビタミン類と亜鉛が豊富で、妊活中に元気を出したいときに大いに役立ちます。
うなぎのビタミンB1が疲労回復、ビタミンAが粘膜を強化、ビタミンEがアンチエイジング効果、亜鉛が精力アップなど、妊活に役立つ栄養素をたくさん摂ることができます。
今回ご紹介するレシピは、栄養豊富なうなぎと、リラックス効果のあるしそ、ビタミンCたっぷりのパプリカを合わせた春巻きです。
うなぎだけで食べるよりも、野菜と組み合わせて食べたほうが、栄養をしっかり吸収できます。
パートナーが疲れ気味で元気が無い時に、作ってみてはいかがですか?
うなぎ春巻きレシピ紹介
うなぎを使ったちょっと豪華な春巻きです。パプリカの赤、しその緑、チーズの黄色で、カラフルな切り口が食欲をそそります。
パリッとした皮の食感が、ビールのおつまみにピッタリの1品。
材料(2人分(6本分))
- うなぎのかば焼き…1/2尾分
- 赤パプリカ…1/4個
- 青じそ…6枚
- プロセスチーズ…40g
- 春巻きの皮…6枚
- 小麦粉…大さじ1/2程度
- 揚げ油…適量
からし醤油、山椒塩などをお好みで添える
レシピ
- うなぎはひと口大に切る。赤パプリカはタテに薄切りにする。プロセスチーズは1㎝の棒状に切る。青じそは洗って水気を切る。
小麦粉大さじ1/2程度を少量の水で溶いて、のりを作る。
- 春巻きの皮を広げ、中央より少し手前に青じそ、うなぎ、赤パプリカ、プロセスチーズの1/6量をのせて手前からひと巻きし、左右の皮を内側に折りたたんで、くるくると巻き、皮のふちに小麦粉で作ったのりを塗り、きっちりとめる。
残り5個分も同じように包む。
- 180℃に熱した揚げ油に、(2)を入れて、2分ほど揚げる。からりと揚がったら、取り出して油を切り、器に盛り付け、からし醤油などを添える。
エネルギー 390kcal(1人分)
食塩相当量 1.6g(1人分)
作り方のポイント
- 春巻きの皮はしっかりと巻き、チーズが溶けださないように巻き終わりもきっちりとめます。
- 揚げ油に春巻きを入れたら、はじめは触らずに、こんがりと色がついてきたら、一度裏返します。途中で触り過ぎると、皮が破けてしまうので気をつけましょう。
うなぎに含まれる栄養素
うなぎは、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンE、ビタミンD、亜鉛、DHA、EPAなどの栄養素が含まれています。
とくに豊富なビタミンAは、粘膜を強化して感染症を防いだり、胎児期の赤ちゃんの細胞分裂を助ける働きがあります。
DHA(ドコサヘキサエンサン)やEPA(エイコサペンタエンサン)は、魚油に含まれるオメガ3という種類の脂肪酸です。生活習慣病を予防する効果のほか、赤ちゃんの脳の発達をうながす効果があるとされ、妊活中から意識して摂りたい栄養素です。
パプリカに含まれる栄養素
パプリカは、ビタミンA、C、E、カロテノイド系色素成分、カリウムなどの栄養素が含まれています。
ピーマンより肉厚で苦みがなく、赤、黄色、オレンジ色などカラフルな色が特徴です。
抗酸化作用が高いビタミンA、C、Eが豊富で、アンチエイジング効果で卵子の老化を防ぎます。赤やオレンジのパプリカは、カロテノイド系の色素成分を多く含み、とくに高い抗酸化作用が期待できます。
青じそに含まれる栄養素
青じそは、葉酸、ビタミンA、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB2などの栄養素が含まれています。
特有の香りを生かして薬味や添え物に使われますが、栄養成分の含有量は非常に多い野菜です。
香り成分のベリルアルデヒドは強い殺菌力とともに、リラックス効果があるので、妊活中のイライラ解消に役立ちます。
【妊活】うなぎで疲労回復、精力アップ!
『うなぎ春巻き』は、精力アップの代表選手うなぎと、抗酸化力の高いパプリカ、リラックス効果のある青じそを一緒にくるっと巻いた、妊活に役立つ栄養たっぷりのレシピです。うなぎの栄養は、単品で食べるよりも、ビタミンCや食物繊維を合わせてとることで、栄養の吸収率がぐんっと上がります。
たまった疲れがなかなかとれないときに、ちょっと奮発して作ってみて下さいね。
執筆監修者:山田由紀子(管理栄養士)