カルシウムは、丈夫な骨や歯をつくるために欠かせない栄養素ですが、妊娠すると赤ちゃんの成長のために、さらにたくさん必要になります。
妊活中から、妊娠の準備として、カルシウムをしっかりとる習慣をつけておきましょう。
また、カルシウムはイライラやストレスを鎮めるはたらきもあります。メンタル面が不安定になりがちな妊活中の精神安定にも役立ちます。
今回ご紹介するレシピは、カルシウムが豊富な小松菜と桜えびを使ったパスタです。
カルシウムとマグネシウムはセットでとると、吸収が促進されます。
桜えびはマグネシウムも豊富なので、カルシウムを効率的に摂ることができます。
ちょっとしたことでイライラしたり、ストレスを感じやすいときに、ぜひ作ってみて下さいね。
小松菜と桜えびのパスタレシピ紹介
香ばしい桜えびのうま味と小松菜の苦みがよく合うにんにく風味のスパゲティです。
仕上げに少ししょうゆを使うのがおいしさの秘訣です。
材料(2人分)
- 小松菜…1/3束(100g)
- 桜えび(乾燥)…大さじ2(6g)
- スパゲッティ…160g
- にんにく…1かけ
- オリーブオイル…大さじ2
- しょうゆ…小さじ2
- 塩 …少々
- 黒こしょう…適量
レシピ
- 小松菜はきれいに洗い、3㎝のざく切りにする。にんにくは薄切りにする。
たっぷりの湯を沸騰させて塩ひとつまみを加え、スパゲティをゆでる。(表示時間より30秒ほど短めにゆでる)
- スパゲティがゆであがる3~4分前になったら、フライパンにオリーブオイルとにんにくを中火で熱し、小松菜の茎→葉の順に入れてしんなりするまで炒め、桜えびを加えて軽く炒める。
- ②のフライパンにスパゲティのゆで汁を大さじ2ほど入れて、スパゲティを加えて手早く炒め合わせ、しょうゆを入れて、味をみて足りなければ塩少々を加え、最後に黒こしょうを振りかける。
エネルギー 439kcal(1人分)
食塩相当量 1.3g(1人分)
作り方のポイント
- スパゲティは少し硬めにゆで上げるのがポイントです。フライパンで炒めることで、ちょうどいい硬さに仕上がります。
小松菜に含まれる栄養素
小松菜は、カルシウムをはじめ、鉄、ビタミンA、葉酸などの栄養素が含まれています。
野菜のなかではカルシウムと鉄が豊富で、一般的に栄養価が高いとされるほうれんそうと比べて、カルシウムは約4倍、鉄はほぼ同量となっています。
貧血や骨粗しょう症を予防し、だるさや精神不安を解消する作用もあるので、とくに女性は積極的に食べたい野菜です。
桜えびに含まれる栄養素
桜えびは、カルシウムをはじめ、マグネシウム、葉酸、亜鉛、タウリン、アスタキサンチンなどの栄養素が含まれています。
妊娠準備に欠かせないカルシウムと吸収を高めるマグネシウムの両方がとれるので、カルシウム補給食材として優れています。
赤い色素成分のアスタキサンチンは、強力な抗酸化力で、活性酸素を除去して、卵子の老化を防ぎます。
にんにくに含まれる栄養素
にんにくは、ビタミンB1、ビタミンB6、アリシンなどの栄養素が含まれています。
ビタミンB1は、疲労回復やスタミナ不足を補い、精力アップに効果があります。ビタミンB6は、ストレスに対抗し不眠を防ぐ作用があります。
辛味成分のアリシンは、殺菌作用やスタミナ増強作用があり、免疫力アップにも貢献します。
【妊活】カルシウム補給でイライラ解消と妊娠準備を
『小松菜と桜えびのパスタ』は、妊娠準備のためや、メンタルが不安定な時に必要なカルシウムがしっかり摂れるレシピです。
桜えびに含まれるマグネシウムには、カルシウムの吸収を高める作用もあるので、小松菜との相性もバツグンです。
精力アップに効果のあるにんにくも一緒にとれるので、パートナーと一緒に食べて、心身ともに元気を取り戻しませんか?
執筆監修者:山田由紀子(管理栄養士)