「鶏レバーとニラの味噌炒め」の作り方

低温期の食事

妊娠への準備期間でもある高温期は、黄体ホルモンの働きで基礎代謝が上がります。
そのため通常よりも多くのビタミンやミネラルの補給が必要になります。
高温期に摂取すべき栄養素として、ビタミンA、ビタミンE、鉄分、亜鉛が挙げられます。

今回ご紹介する「鶏レバーとニラの味噌炒め」には、これらの栄養素を多く含み、冷えへの効果や抗酸化作用も期待できます。
高温期を助ける食材を使ったレシピをぜひ取り入れてみてください。

鶏レバーとニラの味噌炒めのレシピ紹介

鶏レバーの少しピリ辛なみそ炒めは、ご飯のお供にも、晩酌のお供にも最適です。
辛い物が好きな方は豆板醤をお好みで加えても良いですよ。
にんにくや生姜、味噌の風味でレバーのクセもなく食べやすいです。
簡単にできますのでぜひお試しくださいね。

レバーのみそ炒め-完成

材料(2人分)

  • 鶏レバー…150g
    (下味 酒…小さじ2 砂糖…小さじ1/2 しょうゆ…小さじ1 片栗粉…大さじ1.5)
  • 赤パプリカ…1個(200g)
  • 玉ねぎ…1/2個(150g)
  • ニラ…1/2束(50g)
  • もやし…1/2袋(100g)
  • 生姜…1片(6g)
  • にんにく…1片(6g)
  • サラダ油…大さじ2

(合わせ調味料)

  • 味噌…大さじ3
  • 酒…大さじ2
  • 砂糖…大さじ1
  • みりん…大さじ1
  • 豆板醤…小さじ1/2~1

レバーのみそ炒め-材料

レシピ

  1. 鶏レバーの血合いを取り除き、食べやすい大きさにそぎ切りする。
    ハツの部分は周りの余分な脂を取り除き、半分に切る。
    切った鶏レバーはボウルに入れ、ひとつまみの塩と鶏レバーを浸すぐらいの水を入れ、20分程置いて、臭み取りをする。
    写真の右側がハツ(心臓)になります。
    レバーのみそ炒め①
  2. 赤パプリカは縦半分に切り、種とヘタを取り除く。一口大に乱切りする。
  3. 玉ねぎは横半分に切り、繊維と同じ向きに幅1cmに切る。ニラは3cmの長さに切る。
  4. 生姜とにんにくはみじん切りにする。
    レバーのみそ炒め②
  5. もやしは水の張ったボウルに入れて、歯切れよくさせる。
  6. 合わせ調味料を混ぜ合わせておく
  7. ①の鶏レバーをペーパータオルで周りについた水分をふき取り、下味とともにポリ袋に入れて、10分置いておく
  8. 下味のついた鶏レバーを軽くペーパータオルでふき取り、片栗粉をいれたポリ袋に鶏レバーを入れて、まぶす。
  9. サラダ油を大さじ1入れて、弱火で④を入れ、香りが出るまで炒める。香りが出てきたら、鶏レバーを入れて、中火にして、カリッとするまで両面焼く。
    レバーのみそ炒め③
  10. 一旦、⑨を皿に取り出し、サラダ油を大さじ1入れて、玉ねぎを中火で炒める。玉ねぎがしんなりしてきたら、赤パプリカ、もやしの順に入れて炒める。
  11. ⑨とニラをフライパンに戻し、⑥を入れて、全体にからめる様に炒め、混ぜ合わせ、完成。
    レバーのみそ炒め④

エネルギー 391kcal (1人分)

作り方のポイント

鶏レバーは臭みが少ないですので、塩水につけ置き水気を丁寧にふき取るだけでOKです。
ちょっとでも臭みが気になる方は牛乳につけて下処理を丁寧にしてくださいね。
豚レバーでも牛レバーでも代用できます。
レバーは十分に加熱するのがポイントですが焼きすぎるとパサパサした食感になりますので注意してください。

鶏レバーに含まれる栄養素

レバーに多く含まれる鉄分は「ヘム鉄」といわれ、油と一緒に摂るとさらに吸収がよくなります。
鉄分は高温期につくられる子宮内膜に欠かせないミネラルのひとつです。

ビタミンAも豊富で、皮膚や粘膜を正常に保ち子宮環境を整える働きがあります。
ビタミンAの過剰摂取は胎児への先天異常のリスクがありますので、耐用上限値2700㎍を越えないように気をつけましょう。
レバーからの摂取は週に1回を目安にすると良いですよ。

ほかにも、精子の生成に欠かせない亜鉛や、胎児の先天性異常のリスクを下げる葉酸も含まれています。
鶏レバーに含まれるコエンザイムQ10には、卵子と精子の若返りの効果や、精子の活動を活発にさせる効果も期待できます。

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ニラに含まれる栄養素

ニラには葉酸、ビタミンAのほかに、高温期に分泌される黄体ホルモンの材料になるビタミンEを含みます。
ニラ独特の香りは硫化アリルのアリシンで、血行促進効果や疲労回復効果もあります。
冷え予防にもなり子宮への血流をよくする効果が期待できます。

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パプリカに含まれる栄養素

パプリカにはカロテノイドという色素が多く含まれ、身体の老化を防ぐ抗酸化が期待できます。
カロテノイドはカロテン、キサントフィルの二つに分けられ、後者の方が、抗酸化作用が高いです。
赤パプリカにはこのキサントフィルがトマトの100倍も含まれています。
細胞が酸化する原因の「活性酸素」から守り、卵子や精子の質を良くしてくれます。

参考資料:江崎グリコ株式会社『美容食材としていま注目!「パプリカ」が女性にうれしい理由』
https://www.glico.com/jp/enjoy/contents/paprika/

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【妊活】レバーとニラの栄養で高温期をサポート

鶏レバーとニラには、黄体ホルモンや子宮環境を整える効果が期待できます。
高温期以外ににも精子の生成や抗酸化作用など、男女共に妊活に役立つレシピをご紹介しました。
栄養満点な「鶏レバーとニラの味噌炒め」で赤ちゃんを迎える身体づくりをしてみませんか。

執筆監修者:野間千晶(管理栄養士)