妊活中にたこを食べる理由!妊娠力アップのレシピも紹介

たこ 妊活に良い食材

妊娠力アップに効果的なたこの栄養素や一緒に食べると効果的な食材、たこを使った妊娠力アップに必要な簡単レシピをご紹介します。

お母さんが食べた物が赤ちゃんの栄養になるので、妊活中に摂る栄養もとても重要です。
妊娠力アップに必要なたこを食べて栄養をしっかり摂りましょう!

妊活中にたこを食べたほうが良い理由

妊活中にたこを食べた方が良い理由をご紹介します。
たこを食べて妊娠力アップを目指しましょう!

女性だけでなく男性にも嬉しい効果のあるタウリン

妊活中にはタウリンの効果である細胞のミトコンドリアを増やす働きが注目されています。

細胞にはミトコンドリアが存在しており、ミトコンドリアはエネルギー産生に重要な働きをしています。
ミトコンドリアが増えると細胞が若返ると言われており、卵子も細胞で出来ているため、卵子を若返らせて質を高める働きがあります。

この働きは男性にも効果があり、精子の質を高めるため、夫婦でタウリンを摂取することが妊活において重要です。
タウリンには血液サラサラ効果もあるため、血流が良くなり冷え性予防にも役立ちます。

ホルモンバランスを整える亜鉛

たこには亜鉛が豊富に含まれており、排卵や着床に関係する多くのホルモンの合成や働きには亜鉛が深く関係しています。
亜鉛を摂取することによってホルモンバランスが整い、排卵の周期を整える効果が期待できます。

亜鉛は女性だけではなく、男性にとっても嬉しい効果があり、精子の質を上げる働きがあります。
亜鉛が不足すると性欲の減退にも繋がりますので、男女共に亜鉛は不足することなく摂るようにしましょう。

鉄分で貧血予防

妊活に重要な働きをする女性ホルモンの合成には鉄分が必要不可欠です。

鉄分が不足すると血中で酸素を運搬するヘモグロビンが働かなくなり、体内が酸素不足になってしまいます。
体内が酸素不足になると血流が悪くなって妊活の大敵である冷えにも繋がり、疲れが取れにくくなって妊娠力を高める妨げになってしまいます。

また、酸素が不足すると子宮内膜が成熟しないことに繋がり、鉄分は卵細胞の成長にも関わっているため、鉄分は妊娠しやすい身体づくりをする上で重要です。
たこには体内への吸収率が高いヘム鉄が豊富に含まれており、貧血対策にも効果的です。

ビタミンEの抗酸化作用で血流改善

タコには身体の老化を防止する抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれています。
身体の老化を促進し、血流を滞らせる過酸化物質を除去する働きがあり、血流が改善されて妊活の大敵である冷え性が改善されます。

血流が改善されると子宮内膜の血流が改善されるため、子宮内膜が厚くなり、妊娠力アップに繋がることが知られています。

食べ過ぎは尿酸値やコレステロール値の上昇に繋がります。

たこにはプリン体が多く含まれており、プリン体は体内で分解されると尿酸になります。
たこを食べ過ぎてプリン体の摂取量が過剰になると尿酸値が高まり、尿酸が体外から上手く排泄されず尿管に石となって詰まり、尿路結石が起こってしまいます。

コレステロールも多く含む食材である為、中性脂肪や悪玉コレステロール値の上場に繋がる可能性があります。
生活習慣病にならないためにも、たこの摂り過ぎには注意が必要です。

一緒に食べたい相性の良い食材

たこと一緒に食べたい相性の良い食材をご紹介します。
たこと一緒に食べることで妊娠力をアップしましょう!

トマト

トマトにはビタミンCが豊富に含まれており、たこに含まれる鉄分の吸収を促します。
強力な抗酸化作用のあるリコピンも含まれているので、精子と卵子の老化防止にも役立ち、質を高めます。

ブロッコリー

ブロッコリーにもビタミンCが豊富に含まれており胎児の正常な発育やビタミン12と協力して血液を作り、貧血を防止する働きがあって妊活に欠かせない葉酸も含まれています。

ニラ

ニラには疲労回復効果のあるアリシンが含まれており、代謝アップの効果があります。
たこと組み合わせるとタウリンとの相乗効果で疲労回復や冷え性改善の効果が高まります。

妊活中におすすめなたこの食べ方・レシピ

たこを使った妊娠力アップのための簡単レシピをご紹介します。

たことトマトの大葉の酢の物

◇材料(2人分)

  • たこ…100g
  • トマト…1/2個
  • 大葉…4枚
  • 酢…大さじ1.5
  • 濃口醤油…小さじ1
  • 砂糖…小さじ1

◇作り方

  1. たこはぶつ切り、トマトは1cm角に切り、大葉は千切りにする。
  2. ①と調味料を和える。

1人分約67kcalです。
トマトのビタミンCによってタコの鉄分の吸収が促進されます。
大葉やトマトには抗酸化作用があり、卵子や精子の質を高めます。
酢に含まれているクエン酸には疲労を回復する効果があり、妊娠中の疲れを緩和します。

たことトマトの大葉の酢の物

たことブロッコリーのアンチョビサラダ

◇材料(2人分)

  • たこ 100g
  • ブロッコリー ½株
  • 塩 少々(茹でる用)
  • アンチョビ 小さじ¼
  • オリーブオイル 大さじ1
  • レモン汁 小さじ1
  • 砂糖 小さじ½
  • 塩コショウ 少々

◇作り方

  1. たこはぶつ切りにして熱湯を回しかけ、ブロッコリーは小房に分けて塩を入れた熱湯で茹でる。
  2. ブロッコリーの水気を切り、たこ、ブロッコリーを調味料で和える。

レモンやブロッコリーに含まれるビタミンCがたこに含まれる鉄分の吸収を促進し、妊活に欠かせない葉酸も豊富に含まれています。
オリーブオイルは生で食べると血液サラサラ効果効果があります。さっぱりと食べることができ、作り置きにも最適なサラダです。

たことブロッコリーのアンチョビサラダ

タコとニラのキムチ煮

◇材料(2人分)

  • タコ100g
  • ニラ1束
  • キムチ 50g
  • 水 100cc
  • 濃口醤油 大さじ1
  • みりん 大さじ1

◇作り方

  1. タコはぶつ切り、ニラは2〜3cm幅に切る。
  2. 鍋に水、濃口醤油、みりんを入れて沸騰させ、たことニラ、キムチを入れてサッと煮る。

ニラには疲労回復効果のあるアリシンが豊富に含まれており、妊活中のストレスを緩和します。
キムチは唐辛子のカプサイシン効果によって身体が温まり、冷え性の改善につながります。

タコとニラのキムチ煮

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たこの冷蔵・冷凍保存の方法をご紹介します。

たこは傷みやすいため、鮮度を保つために保存方法には注意が必要です。たこの冷蔵・冷凍の方法をご紹介します。

冷蔵保存の場合

スーパーで売られているのは茹でたこの場合が多いですよね。

トレイのまま保存も可能ですが、臭みが気になる場合はたこをざるに置いて熱湯を回しかけるか、沸騰したお湯に20~30秒くぐらせることで臭みを除くことができます。
臭みを取った後は冷ましてから密閉容器に入れて冷蔵保存します。
味が落ちるので、冷蔵保存は3~4日以内に使い切りましょう。

冷凍保存の場合

たこは冷凍しても味が変わりづらく、冷凍後も美味しく食べることができます。
冷凍しても味が落ちないため、すぐに食べない場合冷凍保存がおすすめです。

生たこの場合は水道水で洗って水滴がつくと冷凍焼けを起こすため、洗わずにそのまま密閉容器に入れ、空気が入らないようにして冷凍庫に入れます。

茹でたこの場合はキッチンペーパーで水分を拭き取り、使いやすい大きさに切って密閉容器や袋に入れて冷凍します。

鮮度が落ちないようにアルミ製にトレイに入れて冷凍すると短い時間で冷凍することができます。冷凍保存したたこは2~3ヶ月もちますよ。

たこを食べて妊娠力アップ!

たこには細胞でエネルギー産生をするミトコンドリアを増やすタウリンや貧血を予防するビタミンなどが豊富に含まれており、妊活中に積極的に摂りたい食材です。
男性にとっても嬉しい栄養が含まれていますので、相性の良い食材と組み合わせて料理することによって夫婦で妊娠力アップを目指しましょう!

たこを使った簡単レシピを使って是非食生活に取り入れてみてくださいね。

執筆監修者:中道麻智子(管理栄養士)