妊活中にオクラを食べる理由やオクラに含まれる栄養素、相性の良い食材などをご紹介します。
身体は食べた物で出来ているため、妊活中に妊娠力アップに効果的な栄養素を摂る事は重要です。
妊活中におすすめのオクラについて知り、妊娠力アップを目指しましょう!
妊活中にオクラを食べたほうが良い理由
オクラにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか、妊活中にオクラを食べた方が良い理由をご紹介します。
水溶性食物繊維で便秘解消
妊活中は妊娠を維持するために分泌される黄体ホルモンの影響によって腸の動きが鈍くなって便秘に繋がりやすくなります。
妊娠中は子宮が腸を圧迫するため、腸の動きを妨げることもあり、妊活中から水溶性食物繊維を摂って便秘を解消することは妊娠中の便秘を防ぐためにも重要です。
子宮環境を整えるビタミンA
ビタミンAには子宮環境を整える働きがあり、着床がしやすくなる環境を作る効果があります。
子宮環境を作るだけではなく細胞の増加にもビタミンAが必要であり、赤ちゃんの成長にとっても重要な栄養素です。
妊娠体質になるための葉酸が豊富
葉酸は妊活にとって重要な栄養素であり、正常な赤血球を造る働きがあり貧血の防止に役立ちます。
また、妊娠初期に葉酸が不足すると胎児の神経管閉鎖障害のリスクが高まると言われており、妊活中から不足の無いように摂りたい栄養素です。
妊娠力アップのための水溶性食物繊維が豊富
オクラにはネバネバ成分である水溶性食物繊維が含まれており、整腸作用により栄養の吸収率を高める働きがあります。
血液中のコレステロールを下げる効果があり、血液をサラサラにする働きもあります。
血液がサラサラになることで血流が良くなり、身体の隅々まで血液が行き渡って冷え性の改善に繋がります。
食べ過ぎは下痢に繋がります
オクラには食物繊維が豊富に含まれているため、便のカサを増やして便秘の解消に繋がります。
そのため、食べ過ぎると下痢に繋がる可能性があります。胃腸が弱い人特に注意が必要です。
一緒に食べたい相性の良い食材
オクラと相性の良い食材をご紹介します。
オクラと一緒に相性の良い食材を食べることで妊娠力アップの効果を高めましょう。
納豆
納豆はナットウキナーゼが含まれており、血液サラサラ効果があります。
大豆には食物繊維が含まれているため整腸作用があり、オクラと組み合わせると胃や腸を整える効果がより一層期待できます。
また、オクラにはたんぱく質の吸収を高める効果がある為、納豆の良質なたんぱく質を効率的に吸収することができます。
オリーブオイル
オリーブオイルは血液サラサラ効果のある不飽和脂肪酸が含まれており、オクラに含まれるビタミンAは脂溶性のためオリーブオイルと一緒に摂ると体内への吸収率が高まります。
豚肉
豚肉はビタミンB1が含まれており、糖質の代謝を促してスタミナアップに役立ちます。
栄養豊富なオクラと組み合わせるとことで疲労回復効果があります。
妊活中におすすめなオクラの食べ方・レシピ
妊活中におすすめのオクラを使った簡単レシピをご紹介します。
簡単レシピを使って日々の植生かつにオクラを摂り入れましょう!
オクラと納豆のピリ辛冷奴
◇材料(2人分)
- オクラ…6本
- 納豆…1パック
- 絹こしとうふ…1丁
- すりおろしにんにく…小さじ¼
- 濃口醤油…小さじ½
- ラー油…小さじ¼
◇作り方
- オクラは塩茹でにし、小口切りにする。
- オクラ、納豆、すりおろしにんにく、濃口醤油、ラー油を混ぜ、豆腐の上にかける。
一人分147kcalです。オクラと納豆を合わせることで整腸作用を高めることができ、腸内環境が整うと妊活に必要な栄養素を吸収しやすくなります。
大豆には中性脂肪やコレステロールを下げる効果によって血液サラサラ効果があり、血流を改善して冷えを防ぐ働きがあります。
オクラとトマトのオリーブオイル炒め
◇材料(2人分)
- オクラ…8本
- トマト…1個
- コンソメ…小さじ1/2
- 塩コショウ…少々
- オリーブオイル…大さじ1
◇作り方
- トマトはくし切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、オクラを炒める。
- オクラに火が通ったらトマト、コンソメ、塩コショウで味をつける。
1人分約86kcalです。オクラに含まれるビタミンAは脂溶性であるため、オリーブオイルと一緒に炒めて食べると体内への吸収が高まります。
トマトには抗酸化作用のあるリコピンが含まれており、血流の改善に繋がります。
オクラと豚肉のカレー炒め
◇材料(2人分)
- オクラ…8本
- 豚肉…200g
- カレー粉…小さじ1/2
- 塩コショウ…少々
- オリーブオイル…大さじ1
- にんにく…小さじ½
◇作り方
- フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて加熱し、香りが出てきたら豚肉を炒める。
- オクラを入れて加熱し、塩コショウ。カレー粉で味をつける。
カレー粉には身体を温める効果のあるスパイスが豊富に含まれており、新陳代謝を高めて冷えを改善する効果があります。
オクラと豚肉で疲労回復効果があり、妊活中の疲れを取る働きが期待できます。
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オクラの保存方法
オクラの保存方法をご紹介します。正しく保存して、オクラの鮮度を保ちましょう。
冷蔵で保存する方法
袋から取り出して新聞紙で包み、ビニール袋に入れてヘタを下に向けて保存すると長持ちします。
水分がつくと変色しやすいため、水気はつかないように注意が必要です。
生のまま冷凍保存する方法
板ずりをしてオクラのガクを取り、一度に使う量ずつ空気が入らないようにラップで包み、冷凍用保存袋で冷凍保存します。
生のまま冷凍すると1ヶ月程度保存できます。料理しやすいようにスライスして同じように保存することも可能です。
茹でてから冷凍する方法
板ずりをしてガクを取った後、熱湯で10秒から15秒サッと湯がいて粗熱をとって一度に使う量ずつ空気が入らないように冷凍して保存します。
オクラを使って妊娠力アップ!
オクラには妊娠に必要な葉酸や抗酸化作用のあるビタミンAが豊富に含まれています。
食物繊維も豊富に含まれているため腸内環境も整って栄養素の吸収も良くなり、妊活に必要な栄養素を摂ることができます。
オクラを使った簡単なレシピを作って毎日の食生活に取り入れましょう!
執筆監修者:中道麻智子(管理栄養士)