妊活中から妊娠初期にかけて、意識して摂りたい栄養素が「葉酸」です。
葉酸は、「妊婦のビタミン」といわれるほど、妊娠との関わりが深く、赤ちゃんの脳や神経をつくる働きがあり、妊娠初期には必須です。
いつ妊娠してもいいように、妊活中から積極的に摂るようにしましょう。
今回ご紹介するレシピは、いちごとヨーグルトを使ったムースです。
葉酸といえば、ほうれんそうやブロッコリーなど緑色の野菜が思い浮かびますが、いちごにも多く含まれています。
いちごは、葉酸やビタミンCなどが豊富ですが、ミネラル類は少ないので、ヨーグルトと合わせてカルシウムを補うと、栄養バランスが良くなります。
旬の真っ赤ないちごが手に入ったら、おいしくて栄養補給になるデザートを作ってみませんか?
いちごヨーグルトムースレシピ紹介
甘酸っぱいいちごを使ったふわふわ食感のヨーグルトムースです。
いちごを可愛く飾れば、インスタ映えスイーツに!
材料(2人分)(ガラス容器2~3個分)
- いちご…5~10個程度(150g)
- プレーンヨーグルト…200g
- 砂糖…40g
- 粉ゼラチン…5g
- 水…大さじ2
- ミント(あれば)…飾り用
レシピ
- 小さめの耐熱容器に粉ゼラチンと水を入れてふやかす。
いちごは洗ってヘタを取る。飾り用のいちご1~2個はくし切りにする。
- 残りのいちごとヨーグルト、砂糖をミキサーに入れて、なめらかになるまでかくはんする。
- ふやかしたゼラチンを電子レンジ600wで20秒加熱して溶かし、②のミキサーに入れて、再度かくはんする。
- ガラス容器にそっと流し入れて、冷蔵庫で30分以上冷やし固めて、いちごとミントを飾る。
エネルギー 173kcal(1人分)
食塩相当量 0.2 g(1人分)
作り方のポイント
- ミキサーがなければ、ハンディブレンダーやフードプロセッサーでも作れます。
- 甘さひかえめなので、甘い味がお好みなら、練乳を少しかけるのがおすすめです。
いちごに含まれる栄養素
いちごは、ビタミンC、葉酸、カリウム、食物繊維、ポリフェノール類などの栄養素が含まれています。
ビタミンB群の一種である葉酸は、細胞の生成に必要で、胎児の染色体異常を防いだり、精子の生成を助けたりする作用があります。妊活中の女性はもちろん、男性も積極的に摂ってほしい栄養素のひとつです。
ビタミンCが非常に豊富で、粒の大きいものなら4~5個程度で1日の推奨量を摂ることができます。
ビタミンCは高い抗酸化作用による卵子の老化予防のほか、葉酸の働きを助ける作用もあります。
フラボノイドやアントシアニンなど豊富なポリフェノール類にも、優れた抗酸化作用があります。
ヨーグルトに含まれる栄養素
ヨーグルトは、たんぱく質、カルシウム、乳酸菌、ビタミンB2などの栄養素が含まれています。
妊活中に大切なたんぱく質とカルシウムが豊富なので、からだの基礎づくりや歯や骨の健康維持、イライラの解消などに役立ちます。
ヨーグルトの乳酸菌は、腸内環境を整えて、便秘を予防、解消する働きがあります。腸がキレイになると、冷えが改善されたり、免疫力アップや精神的安定など、さまざまな健康効果がもたらされます。
【妊活】いちごとヨーグルトはグッドパートナー!必要な栄養素をおいしく補給しよう
『いちごヨーグルトムース』は、いちごとヨーグルトを合わせることで、妊活に不可欠な葉酸とたんぱく質、カルシウムがまとめて摂れるレシピです。
さらに、いちごのビタミンCやポリフェノール類の抗酸化作用で卵子の質を保ち、ヨーグルトの乳酸菌が腸内環境を整えて、免疫力アップや冷え解消にも役立ちます。
妊活中に不足しやすい栄養素を、おいしいデザートで補給してはいかがでしょうか?
執筆監修者:山田由紀子(管理栄養士)