妊活中にアーモンドを食べると良い理由や妊娠力アップの効果が高まる相性の良い食材、アーモンドを使った簡単妊活レシピをご紹介します。
身体は食べた物でできているため、妊活中に妊娠力アップに効果のある食材を摂取することは大切です。
アーモンドについて知り、日々の食生活に取り入れて妊娠力アップを目指しましょう!
妊活中にアーモンドを食べたほうが良い理由
アーモンドに含まれる妊娠力アップに効果のある栄養素をご紹介します。
ビタミンEの抗酸化作用で老化防止
身体の老化を防止する抗酸化作用のあるビタミンEが含まれており、抗酸化作用によって卵子や精子も若々しく保たれます。
ビタミンEには女性ホルモンの分泌を促進する働きもあるため、妊娠力アップに役立ちます。
女性だけではなく、男性にとっても嬉しい働きのある栄養素です。
妊娠しやすい身体を作る植物性たんぱく質
たんぱく質は身体を構成する成分であり、卵子や精子もたんぱく質からできているため妊活に置いて重要な栄養素です。
子宮内膜を作っているのもたんぱく質であり、不足なくたんぱく質を摂取することは妊活において重要です。
たんぱく質は肉や魚、卵や乳製品などの動物性たんぱく質と大豆製品などの植物性たんぱく質があり、動物性よりも植物性たんぱく質の割合を増やすと排卵障害による不妊のリスクが低下することが分かっています。
女性だけではなく、男性にも嬉しい効果のある亜鉛
亜鉛は女性ホルモンの生成や妊娠の維持に重要な働きをします。
細胞分裂や胎児の成長にも関わっているため、妊娠力アップに欠かせない栄養素です。
また、亜鉛は男性にとっても重要な栄養素であり、精子の形成や前立腺の働き、精子の運動にも重要です。
亜鉛が不足すると精子が正常に形成されないことにも繋がるため、積極的に摂りましょう。
妊活中の精神面をサポートするフェニルアラニン
アーモンドには体内で作ることのできない必須アミノ酸であるフェニルアラニンが含まれています。
フェニルアラニンは脳と神経細胞の間で情報を伝達する際に必要となるアミノ酸であり、体内ではやる気を起こさせるドーパミンや感情面をコントロールするノルアドレナリンとなって神経伝達物質として働きます。
妊活中の気分の落ちこみや無気力を緩和する効果があり、妊活中の精神面をサポートしてくれます。
食べ過ぎると脂質の摂り過ぎに繋がります
アーモンドはカロリーが高く、脂質が多く含まれているため食べ過ぎると脂質の摂り過ぎに繋がり、太る原因になります。
また、脂質が多いため消化に時間がかかるため摂りすぎると下痢に繋がる可能性もあります。
アーモンドの適量は20粒ですので食べ過ぎないようにしましょう。
一緒に食べたい相性の良い食材
アーモンドと相性の良い食材をご紹介します。
相性の良い食材と一緒に摂って妊娠力をアップしましょう。
ほうれん草
ほうれん草には抗酸化作用のあるビタミンCが豊富に含まれており、ビタミンEが豊富なアーモンドと食べ合わせると身体の老化を防止する効果が高まります。
アボカド
アボカドにもビタミンEが豊富に含まれており、血液サラサラ効果があります。
アーモンドにも血液サラサラ効果がありますので、食べ合わせると血流が良くなり身体の隅々まで酸素が運ばれ、冷えの改善に繋がります。
にんじん
にんじんに含まれている抗酸化作用のあるビタミンAは脂質によって吸収率が高まります。
アーモンドには脂質が多く含まれているため、にんじんの抗酸化作用を高めることができます。
妊活中におすすめなアーモンドの食べ方・レシピ
アーモンドを使った妊娠力アップのためのレシピをご紹介します。
簡単レシピを使って毎日の食生活にアーモンドを取り入れましょう。
ほうれん草とツナのアーモンド白和え
◇材料(2人分)
- ほうれん草…1/2束
- ツナ…1缶
- アーモンド…20粒
- 絹こし豆腐…150g
- 濃口醤油…大さじ1
- 砂糖…小さじ2
◇作り方
- ほうれん草は茹でてざく切りにして水気を絞り、アーモンドは刻む。
- 絹こし豆腐、濃口醤油、砂糖、アーモンドを混ぜて和え衣を作る。
- ほうれん草、ツナ、アーモンド、和え衣を和える。
1人分約205kcalです。ほうれん草には抗酸化作用のあるビタミンCが含まれており、アーモンドに含まれるビタミンEと一緒に食べることで身体の老化を防ぐ働きがあります。
ツナには血液をサラサラにする効果のある不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、たんぱく質も豊富に含まれているため、妊娠力アップに役立ちます。
アボカドと豚肉のアーモンド衣焼き
◇材料(2人分)
- 豚ロースの薄切り肉…4枚
- アボカド…1/2個
- アーモンド…15粒
- 小麦粉…小さじ1
- 水…小さじ3
- オリーブオイル…大さじ3
◇作り方
- アボカドはスライスし、アーモンドを刻む。
- 豚ロースの薄切り肉でアボカドを巻き、小麦粉と水を混ぜた衣に絡め、アーモンドをつける
- ②を揚げ焼きする。
1人分428kcalです。アボカドとアーモンドのビタミンEによって血流がアップし、身体の隅々まで酸素が運ばれて冷え性の改善に繋がります。
人参とアーモンドのカップケーキ
◇材料(2人分)
- にんじん…1/4本
- 卵…1個
- アーモンド…10粒
- 砂糖…40g
- サラダ油…30ml
- 薄力粉…70g
- ベーキングパウダー…小さじ1/2
◇作り方
- にんじんはすりおろし、アーモンドは刻んでおく。
- 卵、サラダ油、砂糖を良く混ぜる。
- 薄力粉、ベーキングパウダー、すりおろしたにんじん、アーモンド、②を混ぜるて型に入れ、電子レンジのオーブン機能で180度12〜13分焼く。
1人分434kcalです。アーモンドの脂質によって人参のビタミンAの吸収率が高まり、抗酸化作用が高まります。
アーモンドの保存方法
アーモンドの保存方法についてご紹介します。
アーモンドは風味が大切ですので、正しい保存方法で美味しくアーモンドを食べましょう。
常温保存の場合
アーモンドは時間が経つと空気中触れて脂質が酸化して風味が落ちてしまうため、密閉容器に入れて空気に触れないようにし、冷暗所で保存します。
乾燥剤も入れて保存すると風味が落ちにくくなります。
アーモンドの保存期間は約3〜6ヶ月で、袋に書いてある賞味期限内に食べ切りましょう。
風味が落ちるため、早めに食べることがおススメです。
冷凍保存の場合
すぐに食べ切れないアーモンドは一回に食べる分を小分けして保存することがおススメです。
アーモンドは冷凍しても風味が損なわれにくく、カリッとした歯ごたえも残ります。
冷凍する際は冷凍用保存袋に空気が入らないように入れ、冷凍します。
冷凍の保存期間は約1ヶ月で、できる限り早めに食べましょう。
アーモンドで妊娠力アップ!
アーモンドには抗酸化作用があるビタミンEや卵子や精子を構成する良質なたんぱく質が豊富に含まれています。
間食として手軽に食べることもでき、相性の良い食材と食べることでさらに妊活に良い効果を得ることができます。
簡単に作ることができるアーモンドを使った妊活レシピを使って毎日の食生活にアーモンドを取り入れてみてはいかがでしょうか。
執筆監修者:中道麻智子(管理栄養士)