妊活中にニラを食べる理由!妊娠力アップのレシピも紹介

ニラ 野菜・いも類・果物

ニラに含まれる妊娠力アップに効果のある栄養素や相性の良い食材、ニラを使った妊娠力アップのための簡単レシピをご紹介します。

お母さんが食べたものが赤ちゃんの栄養となるため、妊活においてもお母さんが食べるものは重要です。
ニラについて知り、日々の食生活に取り入れましょう!

妊活中にニラを食べたほうが良い理由

ニラに含まれる妊娠力アップに効果のある栄養素をご紹介します。

子宮環境を整えるビタミンA

ビタミンAには子宮環境を整える働きがあり、着床がしやすくなる環境を作る効果があります。
子宮環境を作るだけではなく細胞の増加にもビタミンAが必要であり、赤ちゃんの成長にとっても重要な栄養素です。

妊娠体質になるためのビタミンCが豊富

ビタミンCには抗酸化作用があります。ビタミンCの抗酸化作用は卵子の老化防止にも役立ち、卵子の質を高めてくれます。
免疫力を高める働きもあるので、妊活中の風邪予防などの体調管理にも重要です。

ビタミンEの抗酸化作用で老化防止

身体の老化を防止する抗酸化作用のあるビタミンEが含まれており、抗酸化作用によって卵子や精子も若々しく保たれます。
ビタミンEには女性ホルモンの分泌を促進する働きもあるため、妊娠力アップに役立ちます。
女性だけではなく、男性にとっても嬉しい働きのある栄養素です。

細胞の成長を促すビタミンB2

ビタミンB2は発育のビタミンとも言われており、皮膚や粘膜の健康維持に必要な栄養です。
細胞を作って成長を促す働きがあるため、妊活中に大切な栄養素と言われています。
胎児の成長に必須である葉酸の代謝を促す働きもあり、炭水化物やたんぱく質、脂質の代謝にも欠かせないビタミンですので、健康を保つために必要な栄養素です。

ビタミンB6によって血流アップ

ビタミンB6は赤血球を生成し、免疫機能を維持する働きがあります。
赤血球は酸素を運ぶ働きをするため血流アップにも効果があり、冷えの改善に繋がります。
つわりの緩和にも効果のあるビタミンですので、妊活中から積極的に摂取したい栄養素です。

アリシンによって疲労回復

アリシンは疲労回復効果のあるビタミンB1と結合して疲労を回復し、スタミナアップに役立ちます。
血行促進作用で血液をサラサラにする効果や殺菌効果もあり、冷え性を改善したり、腸内環境を整える働きがあり妊娠力アップに役立ちます。

食物繊維で便秘解消

ニラには100gあたり約4.3gの食物繊維が含まれており、食物繊維が豊富に含まれている食材です。
妊活中は妊娠を維持するために分泌される黄体ホルモンの影響によって腸の動きが鈍くなって便秘に繋がりやすくなります。

妊娠中は子宮が腸を圧迫するため、腸の動きを妨げることもあり、妊活中から食物繊維を摂って便秘を解消することは妊娠中の便秘を防ぐためにも重要です。
食物繊維は腸の動運動を活発にしたり、便のカサを増やして便秘を解消する働きがあります。

食べ過ぎは下痢や胃痛に繋がります

ニラは食物繊維が豊富に含まれているため、食べ過ぎると下痢に繋がる可能性があります。
胃腸で消化されにくい不溶性食物繊維を豊富に含むため、食べ過ぎると胃腸で十分に消化されず下痢になりやすくなります。
特に胃腸が弱い人は注意が必要です。

また、アリシンには強力な殺菌作用があるため、食べ過ぎると胃への負担が大きくなり、胃痛を引き起こす場合もあります。

一緒に食べたい相性の良い食材

ニラと一緒に食べたい相性の良い食材をご紹介します。
相性の良い食材と組み合わせて妊娠力アップを目指しましょう。

豚肉

ニラに含まれるアリシンには豚肉に含まれるビタミンB1の活性を高める効果があり、摂取した糖質をエネルギーに変えます。
そのため、ニラと豚肉を一緒に食べ合わせると疲労回復効果があり、スタミナアップに役立ちます。

ひじき

ニラに含まれるビタミンCがひじきの含まれる鉄分の体内への吸収率を高め、貧血を防止する働きがあります。

卵は栄養豊富な食材ですが、食物繊維とビタミンCの含有量が少ない食材です。
ニラには食物繊維とビタミンCが含まれているため、卵と組み合わせるとお互いの足りない栄養を補うことができ、栄養満点の食事になります。

妊活中におすすめなニラの食べ方・レシピ

妊娠力アップに効果のあるニラを使った妊活レシピをご紹介します。
妊活レシピで日々の食生活にニラを取り入れましょう。

ニラと豚肉の納豆炒め

ニラと豚肉の納豆炒め

◇材料(2人分)

  • ニラ…1/2束
  • 豚肉…150g
  • 納豆…1パック
  • 濃口醤油…大さじ1
  • みりん…大さじ1
  • ごま油…小さじ1

◇作り方

  1. ニラは2~3cm幅に切る。
  2. フライパンにごま油を入れ、豚肉を炒める。
  3. ニラ、納豆を加えて味をつける。

1人分254kcalです。ニラに含まれるアリシンは豚肉のビタミンB1の活性を高め、疲労回復に役立ちます。
納豆には血液サラサラ効果があり、血流アップの効果があり妊活に大敵である冷えの改善に繋がります。

ひじきとニラのごまナムル

ひじきとニラのごまナムル

◇材料(2人分)

  • ひじき(ドライパック)…1袋
  • ニラ…1/2束
  • すりごま…大さじ1
  • ごま油…小さじ1
  • すりおろしにんにく…小さじ1/2
  • 濃口醤油…大さじ1
  • 砂糖…大さじ1/2

◇作り方

  1. ニラは2~3cm幅に切って電子レンジ500Wで1分半加熱する。
  2. ①と調味料を合わせる。

1人分約70kcalです。ニラに含まれるビタミンCはひじきに含まれる鉄分の体内への吸収率を高め、貧血を予防します。
ごまにはビタミンEが抗酸化作用があり、卵子や精子の老化を防いで質を高めます。

ニラと卵のとろろ昆布炒め

ニラと卵のとろろ昆布炒め

◇材料(2人分)

  • ニラ…1束
  • 卵…1個
  • とろろ昆布…1g
  • ごま油…大さじ1/2
  • 濃口醤油…大さじ1
  • みりん…大さじ1

◇作り方

  1. ニラは2~3cm幅に切る。
  2. フライパンにごま油をいれ、卵を炒める。
  3. ニラ、かつお節、濃口醤油、みりんを入れて炒める。

1人分91kcalです。ニラと卵を組み合わせることで栄養素を豊富に摂る事ができ、妊娠力アップに役立ちます。
とろろ昆布には食物繊維が豊富に含まれているため、便秘の解消に効果があります。

ニラの保存方法

ニラの保存方法をご紹介します。
正しい保存方法でニラを美味しく食べましょう!

冷蔵保存の場合

冷蔵庫で保存する場合は根元に濡れたキッチンペーパーをあて、乾燥を防ぐために全体を新聞紙で包んで立てて保存すると長持ちします。
ニラを切ってから保存する場合は保存容器にニラを入れてひたひたになるまで水を入れて保存すると傷みにくくなります。
水は2日に1回は替えるようにしましょう。冷蔵保存の場合は3~4日で食べましょう。

冷凍保存の場合

冷凍保存をすると風味が落ちるため、冷凍保存に向いている野菜ではありませんが、水気を切ってカットし、一回に使う分ずつ空気が入らないようにラップで包んで冷凍用保存袋に入れて冷凍保存することも可能です。
冷凍での保存期間は約1カ月です。ニラは冷凍するとシャキシャキとした食感が無くなるため、炒め物におすすめですよ。

ニラを食べて妊娠力アップ!

ニラには抗酸化作用のあるビタミンや食物繊維が豊富に含まれており、妊活中に摂りたい食材です。

ニラと相性の良い食材を組み合わせ、妊活のための簡単レシピを使って日々の食生活に取り入れてはいかがでしょうか。ニラの栄養を摂って妊娠力アップを目指しましょう!

執筆監修者:中道麻智子(管理栄養士)