妊活中にキャベツを食べたほうがいい理由!妊娠力アップのレシピも紹介

キャベツ 野菜・いも類・果物

妊活中にキャベツを食べると良い理由や一緒に食べると妊娠力アップに効果のある食材、妊活におすすめのキャベツを使った簡単レシピをご紹介します。
キャベツは癖がなく、どのような食材とも合わせやすく使いやすい食材です。
身体は食べたもので出来ていますので、妊娠力アップに効果のあるキャベツを日々の生活に摂り入れて妊娠力アップを目指しましょう!

妊活中にキャベツを食べたほうが良い理由

キャベツに含まれる妊娠力アップに効果のある栄養素をご紹介します。
普段食べているキャベツは栄養豊富であり、妊娠力アップに役立ちますよ!

妊娠体質になるためのビタミンCが豊富

キャベツには100g中約40mgと多くのビタミンCが含まれています。
ビタミンCにも抗酸化作用があります。
ビタミンCの抗酸化作用は卵子の老化防止にも役立ち、卵子の質を高めてくれます。
免疫力を高める働きもあるので、妊活中の風邪予防などの体調管理にも重要です。

骨の形成を促すビタミンK

キャベツに含まれるビタミンKの含有量は野菜の中でもトップクラスです。
ビタミンKは血液を固める止血因子を活性化するだけではなく、骨の維持にも必要不可欠です。
ビタミンKは骨に存在するたんぱく質を活性化して骨の形成を促します。
ビタミンKは骨粗鬆症予防の薬にも用いられている栄養素です。

妊娠中はお母さんから赤ちゃんにカルシウムが供給されるため、カルシウムの摂取量が十分でない場合、お母さんが骨粗鬆症になる可能性があります。
妊活中からビタミンKを摂取して骨密度を高めましょう。

妊娠体質になるための葉酸が豊富

葉酸は体内でDNAを合成する働きがあり、細胞の分裂、増殖、合成には欠かせないため赤ちゃんをお腹に抱える妊婦にとって重要な栄養素です。
厚生労働省が出している食事摂取基準においても妊婦の場合は成人女性の倍の葉酸を摂取することが推奨されています。
葉酸を不足なく摂取することで赤ちゃんの神経管閉鎖障害の発症を防ぐことができるという研究結果が報告されています。

赤ちゃんの成長に関係するだけでなく、葉酸は赤血球の合成にも役立ちます。
赤血球が正常に合成されないと赤血球の量が減ってサイズの大きな赤血球ばかりが作られ、巨赤芽球性貧血の原因になります。
妊活中から葉酸を不足なく摂取することが重要です。

ビタミンB12の吸収を増加するビタミンU

ビタミンUは別名キャベジンとも呼ばれ、胃腸を丈夫にする働きがあります。
胃酸の分泌を高め、ビタミンB12の体内への吸収を高める働きがあるため巨赤芽球性貧血を防止する働きがあります。
お母さんが貧血になると赤ちゃんの血液にも影響が出るため、貧血を予防することは妊活にとって重要です。

食物繊維で便秘解消

キャベツは食物繊維が豊富に含まれている食材です。
妊活中は妊娠を維持するために分泌される黄体ホルモンの影響によって腸の動きが鈍くなって便秘に繋がりやすくなります。
妊娠中は子宮が腸を圧迫するため、腸の動きを妨げることもあり、妊活中から食物繊維を摂って便秘を解消することは妊娠中の便秘を防ぐためにも重要です。
食物繊維は腸の動運動を活発にしたり、便のカサを増やして便秘を解消する働きがあります。

食べ過ぎは腹痛や下痢に繋がります

キャベツには水分と食物繊維が多く含まれており胃腸の働きを活発にするため、摂取しすぎると腸内で水分の吸収が正常に行われなかったり、胃腸が活発に動きすぎて下痢や腹痛の症状が出る場合があります。
胃腸が弱い人は特に食べ過ぎには注意が必要です。

一緒に食べたい相性の良い食材

キャベツと一緒に食べると妊娠力アップの効果が高まる食材をご紹介します。

玉ねぎ

玉ねぎには血液をサラサラにする効果のある硫化アリルが含まれており、この効果をキャベツの消化促進作用で高めることができます。
血液がサラサラになると身体の隅々まで栄養や酸素が行き渡るため、妊活の大敵である冷えの改善に繋がります。

あさり

あさりにはビタミンB12が豊富に含まれており、キャベツのビタミンUがビタミンB12の体内への吸収率を高めて巨赤芽球性貧血を予防します。

ほうれん草

ほうれん草には鉄分が豊富に含まれており、キャベツに含まれるビタミンCがほうれん草の鉄の体内への吸収率を高め、貧血の予防に役立ちます。

妊活中におすすめなキャベツの食べ方・レシピ

キャベツを使った簡単妊活レシピをご紹介します。
簡単妊活レシピを使って日々の食生活にキャベツを取り入れましょう!

キャベツと玉ねぎと豆腐のトマトソース煮

キャベツと玉ねぎと豆腐のトマトソース煮

◇材料(2人分)

  • キャベツ…3枚
  • 玉ねぎ…1/2個
  • 豆腐…1/2丁
  • トマト…1個
  • 水…150cc
  • コンソメ…大さじ1/2
  • 塩コショウ…少々

◇作り方

  1. キャベツはザク切りにし、玉ねぎはスライス、トマトは1cm角に切る。
  2. 鍋に水を入れて沸かし、玉ねぎを入れて柔らかくなるまで煮る。
  3. トマト、キャベツ、大豆を入れてさらに加熱し、コンソメ、塩コショウで味を整える。

1人分105kcalです。玉ねぎのサラサラ効果をキャベツの消化促進作用によって高め、血流を良くして冷えの改善に効果があるメニューです。
トマトに含まれるリコピンにも強力な抗酸化作用があり、血流の改善に役立ちます。
大豆には女性ホルモンに似たイソフラボンが含まれており、ホルモンバランスを整えて妊娠力をアップします。

キャベツとあさりの生姜スープ

キャベツとあさりの生姜スープ

◇材料(2人分)

  • キャベツ…2枚
  • あさり…200g
  • 生姜…1ケ
  • 水…400cc
  • 粉末中華だし…小さじ1
  • 薄口醤油…小さじ1
  • 塩コショウ…少々

◇作り方

  1. 下準備:あさりの砂抜きをしておく。
  2. キャベツはザク切りにし、生姜はすり下ろす。
  3. 鍋に水を沸かし、あさりを入れて口が開くまで加熱する。
  4. キャベツを入れ、粉末中華だし、薄口醤油、塩コショウ 生姜を入れて味を整える。

1人分46kcalです。キャベツに含まれるビタミンUがあさりのビタミンB12の体内への吸収率を高め、巨赤芽球性貧血を防止します。
生姜には身体を温める効果があるため、体温が上がることによって血流をアップする効果があります。

キャベツとほうれん草の味噌豆乳グラタン

キャベツとほうれん草の味噌豆乳グラタン

◇材料(2人分)

  • キャベツ…4枚
  • ほうれん草…1/2束
  • ベーコン…2枚
  • 豆乳…300cc
  • とろけるチーズ…50g
  • 薄力粉…大さじ1
  • 味噌…大さじ1/2
  • 濃口醤油…小さじ1/2
  • オリーブオイル…小さじ1

◇作り方

  1. キャベツ、ほうれん草はザク切りに、ベーコンは1cm幅に切る。
  2. フライパンにオリーブオイルを敷き、ベーコンを炒める。
  3. キャベツ、ほうれん草を炒め、薄力粉をまぶす。
  4. 豆乳を少しづつ加えながら伸ばし、味噌、濃口醤油を入れてとろみがつくまで弱火で加熱する。
  5. 耐熱容器に4を入れ、とろけるチーズを乗せて電子レンジのオーブン機能で200℃10分焼く。

1人分311kcalです。キャベツに含まれるビタミンCがほうれん草の鉄分の体内への吸収率を高めて貧血を防止します、豆乳には中性脂肪やコレステロールを下げる効果があり、血液をサラサラにする働きがあります。

キャベツの保存方法

キャベツの保存方法をご紹介します。キャベツを正しく保存することで鮮度を保ちましょう!

冷蔵保存の場合

キャベツは気温が高いと傷みやすいので、常温ではなく冷蔵庫での保存がおすすめです。
芯をくり抜き、水で濡らしたキッチンペーパー詰めて乾燥しないようにポリ袋に入れて保存すると長持ちします。
使う際はカットすると切り口から傷みやすいので、外側の葉から剥がして使いましょう。
カットしたキャベツはしっかりとラップで包んで保存します。
丸ごと保存すると約2週間、カットしたものは3~4日で使うようにしましょう。

冷凍保存の場合

キャベツを料理しやすい形に切り、水に浸けて水をしっかりと含ませて水切りした状態で1回に使う分ずつ保存をすれば料理の際にそのまま使うことができて便利です。
水切りした後は冷凍用保存袋に入れて空気が入らないように密封して冷凍しましょう。
冷凍の場合は約1カ月保存可能です。

キャベツを食べて妊娠力アップ!

キャベツには妊娠力アップに効果のある葉酸やビタミンCなどが豊富に含まれており、DNAを合成したり、血流をアップする効果があります。
キャベツは年中スーパーで売られており料理にも使いやすい食材ですので、是非相性の良い食材と組み合わせて日々の食生活に取り入れ、妊娠力アップを目指しましょう!

執筆監修者:中道麻智子(管理栄養士)