妊活中に玉ねぎを食べる理由!妊娠力アップのレシピも紹介

玉ねぎ 野菜・いも類・果物

妊活中に玉ねぎを食べると良い理由や含まれている栄養素、相性の良い食材をご紹介します。

赤ちゃんはお母さんから栄養をもらって成長するため、お母さんが何を食べるかは重要です。
妊娠力アップに効果のある玉ねぎを毎日取り入れて妊娠力アップを目指しましょう!

妊活中に玉ねぎを食べたほうが良い理由

玉ねぎに含まれる妊娠力アップに役立つ栄養素をご紹介します。

血行を促進する硫化アリル

玉ねぎを切ると涙が出たり、玉ねぎ独特の臭いの成分である硫化アリルは血液中の中性脂肪やコレステロールを減らし、血行を促進する効果があります。
血行が促進されると身体の隅々まで血液が行き渡るため、妊活にとって大敵である冷えを改善する働きがあります。

卵子や精子の老化を抑えるビタミンC

身体の老化を防ぐ抗酸化作用のあるビタミンCが豊富に含まれています。
身体の老化が防がれることで同時に卵子や精子の老化も抑えることができます。
正常な卵子や精子が作られることで妊娠力アップに繋がります。

脳神経の発達に関係するビタミンB6

ビタミンB6は脳神経の発達に関係しており胎児の脳の発達のために重要な栄養素なので、妊活中から積極的に摂りたい栄養素です。

また、たんぱく質が分解されてできるアミノ酸の代謝にもビタミンB6は必要であり、つわりの軽減にも効果的です。
不足すると代謝に異常が起こり、イライラや落ち着きが無くなる原因にもなりますので不足の無いように摂りましょう。

卵子の質を上げるカリウムが豊富

カリウムは体内にある余分な塩分を体外に出す働きがあり、血液の循環が良くなり身体の隅々まで血液が流れることによって酸素もまんべんなく供給されます。

卵子にはミトコンドリアという細胞が存在しており、卵子を活性化し、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促進してホルモンバランスを整える働きがあります。
カリウムはミトコンドリアのエネルギー源となって働きを活性化する効果があり、卵子の質上げて妊娠力アップに繋がります。

ポリフェノールの抗酸化作用で血流改善

ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、卵子や精子の老化を防ぎ、身体を老化させる活性酸素から身体を守ってくれます。
血液中の血小板が固まる作用を抑制する働きもあるので、血流が良くなり血栓などができることを予防して血流を良くします。
血流が良くなると身体の隅々まで血液が行き渡り、栄養素や酸素が運ばれるため冷えの改善に繋がります。

食べ過ぎは胃痛や下痢に繋がります

玉ねぎに含まれるアリシンは強い抗菌作用があり、食べ過ぎると胃腸に強い刺激を与える場合があります。
腸の蠕動運動を刺激する効果もあるため、腹痛や下痢になる場合もありますので食べ過ぎには注意が必要です。

一緒に食べたい相性の良い食材

玉ねぎと相性の良い食材をご紹介します。
相性の良い食材と一緒に食べて効率良く妊活に効果のある栄養素を摂取しましょう。

豚肉

豚肉には糖質の代謝を促すビタミンB1が豊富に含まれています。
このビタミンB1はストレスを感じると体外に排泄されてしまいます。
玉ねぎに含まれる硫化アリルはビタミンB1と結合して体内で代謝が行われ、疲労回復に役立ちます。

納豆

納豆には血液サラサラ効果があり、玉ねぎのアリシンと共に血流の改善を促します。
血流が改善されることで冷え性の改善につながります。

鯖には中性脂肪やコレステロールを下げる効果のある不飽和脂肪酸のDHAやEPAが豊富に含まれています。
血液中の脂質が減ることで血液がサラサラになる効果があり、玉ねぎの血液サラサラ効果と一緒に血流をアップして冷えの改善に繋がります。

妊活中におすすめな玉ねぎの食べ方・レシピ

妊活中におすすめの玉ねぎの簡単レシピをご紹介します。
簡単レシピを使って日々の食生活に玉ねぎを取り入れましょう!

豚肉と玉ねぎのとろ玉炒め

◇材料(2人分)

  • 豚肉…200g
  • 玉ねぎ…1個
  • 卵…1個
  • ごま油…小さじ1
  • 水…80cc
  • 濃口醤油…大さじ1.5
  • みりん…大さじ1.5
  • 片栗粉…大さじ1

◇作り方

  1. 玉ねぎはくし形に切る。
  2. フライパンにごま油を入れ、豚肉を炒める。
  3. 玉ねぎを炒めて火が通ったら溶いた卵を入れ、水、濃口醤油、みりんで味付けをして水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。

1人分334kcalです。玉ねぎと豚肉の組み合わせによって疲労回復効果が得られ、卵子や精子の材料となる良質なたんぱく質を含む卵は妊娠力アップに役立ちます。
あんかけにすることによって身体が温まるメニューです。

豚肉と玉ねぎのとろ玉炒め

玉ねぎと納豆の和風トマトサラダ

◇材料(2人分)

  • 納豆…1パック
  • 玉ねぎ…1/4個
  • トマト…1/2個
  • 濃口醤油…小さじ2
  • 砂糖…小さじ1
  • ごま油…小さじ1
  • 練りわさび…小さじ 1/4

◇作り方

  1. 玉ねぎは薄くスライスして水にさらしておく。トマトはくし形に切る。
  2. ①と残りの材料を全て混ぜ合わせる。

1人分約87kcalです。玉ねぎと納豆の組み合わせで血液サラサラ効果があり、血流が良くなり冷えの改善に繋がります。
トマトに含まれる抗酸化作用のあるリコピンは卵子や精子の老化を防いで妊娠力アップに役立ちます。

玉ねぎと納豆の和風トマトサラダ

玉ねぎと鯖の味噌マヨ和え

◇材料(2人分)

  • 玉ねぎ…1/2個
  • 鯖の味噌煮缶…1缶
  • マヨネーズ…大さじ1
  • かつお節…2g

◇作り方

  1. 玉ねぎは薄くスライスして水にさらしておく。
  2. 残りの材料を混ぜる。

1人分238kcalです。玉ねぎと鯖の組み合わせで血液サラサラ効果が得られます。
味噌煮の鯖を使うことで味付け不要、カツオ節には質の良い卵子や精子を作るためのタウリンや貧血予防に効果のあるビタミンB12が豊富に含まれています。

玉ねぎと鯖の味噌マヨ和え

玉ねぎの保存方法

玉ねぎの保存方法をご紹介します。
比較的保存期間の長い玉ねぎですが、正しく保存することで鮮度を保ちましょう。

常温や冷蔵で保存する場合

カゴなどの湿気が溜まりにくい保存場所で、1個ずつ新聞紙で包んで湿気から守るように保存します。
風通しの良い場所に置いておくと傷みを防ぐことができ、冷暗所であれば約2か月ほど持ちます。

使いかけのものは傷みやすいため、ラップで空気が入らないように包んで冷蔵庫で保存しましょう。皮をむいたものは3~4日で使いきりましょう。
玉ねぎは0~5度程度の温度が保存の適温ですので、夏場は常温での保存は避け、冷蔵庫で保存すると傷みにくくなりますよ。
冷蔵庫で保存する場合は新聞紙で1つ1つ包んだものを保存袋に入れて、密閉はしないように軽く蓋をして保存します。

冷凍で保存する場合

たまねぎは生のままスライスやみじん切りにして保存することができます。
切った玉ねぎを保存袋に入れて空気が入らないようにしっかりと閉じて冷凍します。
1回に使う分をラップに包んで冷凍するとより便利です。
さらに、生もまま保存するよりも炒めたり、電子レンジで加熱して熱を通してから冷凍保存するとさらに長持ちします。
冷凍庫での保存は1カ月程度が目安です。

玉ねぎを使って妊娠力アップ!

玉ねぎには血行を促進したり、卵子の質を上げる栄養が豊富に含まれています。
年中スーパーなどで安く売られているので、日々の食生活にも取り入れやすい妊活に役立つ食材です。
是非相性の良い食材と合わせて妊娠力アップを目指してみてくださいね。

執筆監修者:中道麻智子(管理栄養士)