妊活で大切な「卵子の老化対策」には、抗酸化作用のあるビタミンCが役立ちます。
卵子が老化する原因は、活性酸素により細胞が酸化して、傷がつくことです。細胞を酸化させないために、活性酸素を除去する作用=抗酸化作用の強い栄養素をしっかり補給しましょう。
今回ご紹介するレシピは、ビタミンCが豊富なキウイを入れたキャロットラぺです。
キウイは、ビタミンEも多く、相乗効果による強力な抗酸化作用や、ホルモンの活性化、血行促進効果も期待できます。
人参のβ-カロテンにも抗酸化作用があり、アクセントのくるみは、ホルモンの生成に役立つ不飽和脂肪酸が含まれています。
抗酸化ビタミンたっぷりのキウイキャロットラぺで、卵子や子宮のアンチエイジングを始めませんか?
キウイキャロットラぺレシピ紹介
フランスの定番家庭料理「キャロットラぺ」にキウイとくるみを入れて、より爽やかで食感も楽しい一品に。
鮮やかなオレンジ色で、見た目からも元気をもらえます。
多めにつくりおきしておけば、忙しいときでも野菜がたっぷり食べられますよ!
材料(2人分)
- 人参…中1/2本(150g)
- 塩…少々
- キウイ…1個
- 炒りくるみ(食塩無添加)…10g
- レーズン…10g
- 【A】
- オリーブオイル…大さじ2
- 酢…大さじ3
- 塩…小さじ1/2
- 黒こしょう…少々
レシピ
- 人参は皮をむき細切りにする。ボウルに入れて塩少々を混ぜ、10分ほど置き、水気をしぼる。
キウイは皮をむき、5mm幅の半月切りにする。くるみは包丁で細かく切る。
- ボウルに【A】の調味料を入れ、よく混ぜ合わせる。
- ①に、人参、キウイ、くるみ、レーズンを入れ、かるく混ぜたら、ラップをかけて冷蔵庫で30分以上冷やして味をなじませ、器に盛りつける。
エネルギー 220kcal(1人分)
食塩相当量 1.6g(1人分)
作り方のポイント
- 酢の代わりにレモン汁を使えば、よりフルーティな仕上がりになります。
- 人参はフルーツと相性がいいので、キウイ以外にもりんごやオレンジ、マンゴーなどを入れてもよく合います。
- 酸味が苦手な方は、砂糖を少し加えて下さい。
キウイに含まれる栄養素
キウイは、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB6、有機酸(クエン酸・リンゴ酸)などの栄養素が含まれています。
抗酸化ビタミンといわれるビタミンC、ビタミンEがともに豊富で、活性酸素を除去して体のサビつきを防ぐアンチエイジング効果により、卵子の老化を防ぎます。
さらに、ビタミンEは、排卵の促進やホルモンの調整などの作用や、血行をうながして、卵子に必要な栄養素を届ける効果も期待できます。
有機酸のクエン酸やリンゴ酸は、疲労物質の乳酸が作られるのを防ぎ、疲労回復に効果を発揮します。
人参に含まれる栄養素
人参は、β-カロテン(ビタミンA)、カリウム、カルシウム、食物繊維 などの栄養素が含まれています。
β-カロテンは、体内で必要な分だけビタミンAに変えられ、皮膚や粘膜を正常に保ち、感染症を予防し、免疫力を高めることに役立ちます。高い抗酸化力によるアンチエイジング効果もあります。
くるみに含まれる栄養素
くるみは、不飽和脂肪酸、ビタミンB群、カルシウム、鉄、ビタミンE、フェニルアラニンなどの栄養素が含まれています。
くるみの主成分は脂質で、体内で作れない必須脂肪酸のリノール酸とα-リノレン酸の両方を摂ることができます。必須脂肪酸は細胞の膜やホルモンの生成などに重要な成分で、妊活に不可欠です。
【妊活】抗酸化ビタミンで卵子の老化対策をはじめよう
『キウイキャロットラぺ』は、キウイと人参に豊富な抗酸化作用の高いビタミンCとビタミンE、β-カロテンの相乗効果で、有害な活性酸素を力強く除去して、卵子や子宮の老化予防に効果的なレシピです。
くるみに含まれる良質な油の不飽和脂肪酸は、細胞の膜や女性ホルモンなど性ホルモンの材料になり、妊活に役立ちます。
抗酸化ビタミンがたっぷり摂れるキウイキャロットラぺを食卓に取り入れてみませんか?
執筆監修者:山田由紀子(管理栄養士)