「ラム肉のバジルソテー」の作り方

低温期の食事

日頃からよく食べるお肉といえば、牛肉、豚肉、鶏肉の3種類ですが、妊活には羊肉(ラム肉)もおすすめです。
羊肉(ラム肉)は、良質なたんぱく質や鉄、ビタミンB群、ミネラル類などが豊富で、妊娠しやすいからだの基礎づくりや栄養補給に役立つうえに、低カロリーで太りにくいのが大きなメリットです。
でも、独特の臭みがあるので、ハーブやスパイスと合わせて調理すると、食べやすくなります。

今回ご紹介するレシピは、ラム肉のバジルソテーです。バジルは臭み消しに役立つだけでなく、ビタミンやミネラルなどが豊富で栄養が詰まったハーブです。
ビタミンCやビタミンAが多いスナップえんどうを一緒に炒めることで、より高い抗酸化力が発揮され、アンチエイジング効果も期待できます。

ラム肉を料理したことが無い方や少し苦手な方も、一度チャレンジしてみませんか?

ラム肉のバジルソテーレシピ紹介

ラム肉をバジルやにんにくを加えた調味料で漬け込んで、フライパンで焼くだけの簡単レシピです。
バジルの爽やかな香りがラム肉特有のにおいを抑えてくれるので、ラム肉が苦手な方でも、おいしく食べられます。

ラム肉のバジルソテー-完成

材料(2人分)

  • ラム肉(もも薄切り)…200g
  • スナップえんどう…80g
  • 塩…小さじ1/4
  • こしょう…少々
  • ドライバジル…小さじ1/2(生バジルなら20g)
  • おろしにんにく…1かけ分
  • オリーブオイル…大さじ1/2
  • サニーレタス…4枚

ラム肉のバジルソテー-材料

レシピ

  1. ビニール袋にラム肉と塩、こしょう、ドライバジル、おろしにんにくを入れ、袋の外からもみ込んで、1時間ほど冷蔵庫に入れておく。(生バジルを使う場合はみじん切りにする)
    スナップえんどうはスジを取り、沸騰した湯に塩少々を入れて下ゆでする。
    サニーレタスは洗って水気を切る。
    ラム肉のバジルソテー①
  2. フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、①を焦がさないように炒める。ラム肉の色が変わったら、スナップえんどうも加えてさっと炒める。
    ラム肉のバジルソテー②
  3. サニーレタスを敷いた皿に盛りつける。

エネルギー  275 kcal(1人分)
食塩相当量  0.9 g(1人分)

作り方のポイント

  • ラム肉は、焼きすぎると固くなるので、(2)の工程では、ラム肉がピンク色に変わったタイミングで、スナップエンドウを加えて下さい。
  • バジルは生があれば、よりフレッシュな香りが楽しめます。

羊肉(ラム)に含まれる栄養素

ラム肉は、生後1年未満の子羊の肉で、やわらかく、羊肉特有のにおいが強くないので、成羊肉のマトンに比べて、食べやすいのが特長です。
良質なたんぱく質をはじめ、鉄、亜鉛、ビタミンB群、オレイン酸などの栄養素が豊富に含まれています。
高タンパク低カロリーなうえに、脂肪燃焼を促進する作用のあるL-カルニチンが含まれるので、肥満解消をしながら、しっかり栄養を摂ることができます。
鉄と亜鉛が豊富で、貧血予防や子宮環境を整える作用、精子の生成や活性化など、男女の妊活に効果があります。

スナップえんどうに含まれる栄養素

スナップえんどうは、シャキシャキとした食感でさやごと食べられるさやえんどうの一種です。
抗酸化作用の高いビタミンCが豊富で、アンチエイジングや美肌効果などが期待できます。
β-カロテン(ビタミンA)も多く、皮膚や粘膜の健康を保ち、風邪予防や老化抑制の作用があります。疲労回復に役立つビタミンB1やむくみ解消、高血圧予防に良いカリウムなどの栄養素も含まれています。

バジルに含まれる栄養素

バジルはシソ科のハーブで、さわやかな香りとかすかな苦みが特長です。
非常に多くのβ-カロテン(ビタミンA)、カリウム、カルシウムを含み、抗酸化力によるアンチエイジング効果や、むくみ解消、イライラ解消などに効果的です。
妊活をサポートする栄養素のビタミンEと鉄も豊富で、血行促進による冷え予防や粘膜を作る材料になり、子宮環境を整えるのに役立ちます。
独特の香りは、リナロールやオイゲノールなどの精油成分で、抗菌作用、消化促進作用のほか、精神安定作用などの薬効が期待できます。

【妊活】ヘルシーで栄養満点のラム肉で妊活力アップ!

『ラム肉のバジルソテー』は、高タンパク低カロリーで、鉄、亜鉛、ビタミンB群などが豊富なラム肉と、抗酸化ビタミンが多いスナップエンドウの組み合わせで、妊活のからだの基礎づくりや栄養補給に役立つレシピです。
ラム肉の臭み消しに使うハーブのバジルの香りには、精神安定作用があり、イライラ解消にも効果があります。

ヘルシーで栄養満点のラム肉を、夫婦で一緒に食べて、妊活力を高めましょう。

執筆監修者:山田由紀子(管理栄養士)