「桃たんぽぽコーヒーゼリー」の作り方

妊活レシピ

排卵日から生理までの「高温期」は、黄体ホルモンの影響で、むくみや冷えを感じやすくなります。体がむくんでいる状態が続くと、冷えも強くなるので、早めに解消するようにしましょう。

今回ご紹介するレシピは、旬の甘い桃と妊活ティーとして人気のあるたんぽぽコーヒーを使ったゼリーです。
桃とたんぽぽコーヒーはどちらもカリウムが多く、むくみ解消に効果的なうえ、体を冷やしにくいので、高温期に最適な組み合わせです。
仕上げに牛乳をかけて、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素もプラスします。

むくみやだるさ、冷えが気になるときのデザートにおすすめです。

桃たんぽぽコーヒーゼリーレシピ紹介

瑞々しい桃の甘さとたんぽぽコーヒーのほのかな苦みが絶妙のハーモニー。
初夏にぴったりの涼しげなデザートはいかがでしょうか?

桃たんぽぽコーヒーゼリー-完成

材料(2人分)

  • たんぽぽコーヒー…1パック(200ml)
  • 粉ゼラチン…5g
  • 砂糖…大さじ3
  • 桃…小1個
  • 牛乳…大さじ4程度

桃たんぽぽコーヒーゼリー-材料

レシピ

  1. 小鍋で水200ml強を沸かし、たんぽぽコーヒー1パックを入れて煮出す。
    粉ゼラチンは大さじ1程度の水にふり入れて軽くかき混ぜる。
    桃は皮をむき、種をとって、ひと口大に切り、器2つに分けて入れる。
    桃たんぽぽコーヒーゼリー①
  2. 小鍋からたんぽぽコーヒーのティーバックをとり出し、砂糖、ふやかした粉ゼラチンを入れて、弱火にかけ、かき混ぜながら煮溶かす。
    ゼラチンが溶けたらすぐに火からおろす。
    桃たんぽぽコーヒーゼリー②
  3. ②の粗熱が取れたら、桃を入れた器に注ぎ入れて、冷蔵庫で1~2時間程度冷やし固める。
    桃たんぽぽコーヒーゼリー③
  4. ゼリーが固まったら、食べる直前に冷蔵庫からとり出し、お好みの量の牛乳をかける。

エネルギー  122 kcal(1人分)
食塩相当量   0.05 g(1人分)

作り方のポイント

  • 粉ゼラチンはふやかさずにそのまま使えるタイプもあります。商品の表示をご確認ください。
  • 牛乳はお好みで生クリームにすると、濃厚でリッチな味わいになります。ただし、カロリーが高いので、かけ過ぎないように気をつけましょう。

桃に含まれる栄養素

は、果糖、ビタミンE、ナイアシン、カリウム、カテキン、ペクチン(食物繊維)、クエン酸などの栄養素が含まれています。
甘みのもとである果糖は、体内ですぐにエネルギー源として吸収されるので、疲労回復に効果を発揮します。
果物のなかではカリウムの含有量が多く、血圧の安定やむくみを解消する効果があります。
ポリフェノールの一種であるカテキンは、強い抗酸化力で、活性酸素を抑制し、卵子や精子の老化を予防します。
ペクチンを含む食物繊維が豊富で、お腹の調子を整えて、便秘の予防や美肌づくりにも役立ちます。

たんぽぽコーヒーに含まれる栄養素

たんぽぽコーヒーは、たんぽぽの根の部分を乾燥して焙煎した飲みものです。
カフェインレスでコーヒーのような香ばしい風味を楽しめるうえに、ビタミンやミネラルの補給ができるので、妊活中から授乳中までの女性によく利用されています。
ミネラルのなかでも、とくにカリウムが豊富で、別名おねしょのハーブともいわれます。利尿作用が高く、老廃物や余分な水分を排出して、むくみを解消します。
体をあたためてめぐりを良くする効果も期待できるので、妊活中のティータイムにぴったりです。

牛乳に含まれる栄養素

牛乳は、3大栄養素のたんぱく質、炭水化物、脂質に加え、カルシウム、ビタミンA、ビタミンB2などの栄養素がバランスよく含まれています。
牛乳100gにはカルシウム110㎎が含まれていて、コップ1杯(200g)で、1日に必要な量の約1/3を摂ることができます。(成人女性のカルシウム摂取推奨量650㎎/日)
カルシウムの吸収を高める作用のあるリンが最適な比率で含まれているので、カルシウムの補給源としてとても優秀です。
牛乳の脂質(コレステロール)は、細胞の膜や女性ホルモンの材料になり、妊活に役立ちます。

【妊活】桃とたんぽぽコーヒーで高温期のむくみを解消

『桃たんぽぽコーヒーゼリー』は、桃とたんぽぽコーヒーの両方に豊富なカリウムの利尿作用で、高温期におこりやすいむくみを解消して、冷えを防ぐレシピです。
桃の甘みには、疲労回復効果があり、体のだるさや心の疲れも優しく癒してくれます。

高温期は、体調や気持ちが不安定になりやすいですが、簡単でおいしいデザートを手づくりすれば、よい気分転換になりますよ。

執筆監修者:山田由紀子(管理栄養士)