妊活中におすすめの食材であるトマトの栄養素や相性の良い食材、トマトを使った簡単妊活レシピをご紹介します。
赤ちゃんはお母さんの食べた物から栄養を補給するため、妊活中においても食べるものは重要です。
トマトを食生活に取り入れて妊娠力アップを目指しましょう!
妊活中にトマトを食べたほうが良い理由
妊活中にトマトを食べた方が良い理由をご紹介します。
トマトに含まれる妊娠力アップに効果的な栄養素を知り、毎日の食事に取り入れましょう!
リコピンの抗酸化作用で血流改善
トマトにはリコピンという抗酸化作用のある成分が含まれており、子宮の老化を防いでくれます。男性にとっても嬉しい効果があり、精子の運動率を高める効果があります。
リコピンは悪玉コレステロールの酸化も抑えてくれるため、血流が改善されますよ。
血流が良くなると身体の隅々まで血液が運ばれるため、妊活の大敵である冷えの改善にも繋がります。
妊娠体質になるためのビタミンCが豊富
リコピンだけではなく、ビタミンCにも抗酸化作用があります。
ビタミンCの抗酸化作用は卵子の老化防止にも役立ち、卵子の質を高めてくれます。
免疫力を高める働きもあるので、妊活中の風邪予防などの体調管理にも重要です。
子宮環境を整えるビタミンA
ビタミンAには子宮環境を整える働きがあり、着床がしやすくなる環境を作る効果があります。
子宮環境を作るだけではなく細胞の増加にもビタミンAが必要であり、赤ちゃんの成長にとっても重要な栄養素です。
卵子の質を上げるカリウムが豊富
卵子にはミトコンドリアという細胞が存在しており、卵子を活性化し、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促進してホルモンバランスを整える働きがあります。
カリウムはミトコンドリアのエネルギー源となって働きを活性化する効果があり、卵子の質上げて妊娠力アップに繋がります。
食べ過ぎは体の冷えに繋がります
トマトに含まれるカリウムは利尿作用があり、体内のナトリウムを体外に排泄する働きがあります。
ナトリウムは身体の代謝酵素を助けて熱を産生する働きがあるため、トマトの食べ過ぎによってカリウムを摂り過ぎると熱を産生するナトリウムが排泄されて身体の冷えに繋がります。
身体の冷えは妊活にとって大敵ですので、食べ過ぎには注意しましょう。
一緒に食べたい相性の良い食材
トマトと一緒に食べたい相性の良い食材をご紹介します。
トマトと相性の良い食材と一緒に食べることで妊娠力アップを目指しましょう。
鯖
鯖にはDHAやEPAなどの血液サラサラ効果のある不飽和脂肪酸が含まれています。
トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用があるので血流が改善されます。
トマトと鯖を組み合わせることで血流が良くなるので冷えが改善されます。
玉ねぎ
玉ねぎを調理することで生成されるジアリルスルフィドがリコピンを体内に吸収しやすくさせます。
玉ねぎには血液サラサラ効果があるため、冷えの改善にも繋がります。
アボカド
アボカドには良質な油が豊富に含まれており、トマトのリコピンは脂溶性であるためアボカドと一緒に食べると体内への吸収率が高まります。
妊活中におすすめなトマトの食べ方・レシピ
トマトを使った簡単な妊娠力アップのレシピをご紹介します。
妊娠力アップのレシピを使って日々の食生活にトマトを取り入れましょう。
鯖とほうれん草のトマト煮
◇材料(2人分)
- 鯖の水煮缶…1缶
- ほうれん草…1束
- トマト缶…1缶
- コンソメ…小さじ1
- 塩コショウ…少々
- 砂糖…小さじ2
◇作り方
- ほうれん草はざく切りにする。
- 鍋にトマト缶を入れて加熱し、材料を全て入れて煮込む。
1人分214kcalです。ほうれん草には妊活に必要な葉酸が豊富に含まれています。
鯖とトマトの組み合わせは血流の改善に繋がり、冷えが解消されます。
トマトと玉ねぎのごま白和え
◇材料(2人分)
- トマト…1個
- 玉ねぎ…1/2個
- 絹こし豆腐…150g
- 砂糖…小さじ1
- 濃口醤油…大さじ1
- すりごま…大さじ1
◇作り方
- トマトはくし形に、玉ねぎは薄くスライスして見ずにさらし、辛味を抜く。
- 絹こし豆腐、砂糖、濃口醤油、すりごまを混ぜて和え衣を作り、トマト、玉ねぎと混ぜる。
1人分約110kcalです。大豆製品にはホルモンバランスを整える働きがあるイソフラボンが含まれています。
トマトと玉ねぎを一緒に摂ることによってリコピンの吸収率が高まります。
トマトとアボカドのさっぱりソテー
◇材料(2人分)
- トマト…1個
- アボカド…1個
- オリーブオイル…小さじ1
- レモン汁…小さじ1
- 濃口醤油…小さじ2
- 塩コショウ…少々
◇作り方
- トマトとアボカドは1cm角に切る。
- フライパンにオリーブオイルを入れて加熱し、アボカドとトマトを入れて炒め、レモン汁と濃口醤油、塩コショウを入れて味をつける。
1人分228kcalです。アボカドとオリーブオイルが脂溶性であるリコピンの吸収率を高めます。
アボカドやオリーブオイルには中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす効果があり、血液サラサラ効果があります。
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トマトの保存方法
トマトの保存方法をご紹介します。美味しく食べることができる保存方法で買ったトマトの鮮度を保ちましょう!
青いトマトは常温で保存
青いトマトは完熟前のトマトで、追熟させる必要があるため常温で保存します。
10〜15℃が追熟には適温と言われていますので、直射日光の当たらない涼しい場所を選んで保存しましょう。
完熟のトマトは10℃以下で保存
赤いトマトは完熟しているので、10℃以上の状態で常温に保つと傷みが早くなってしまいます。
冬場で常温でも10℃以下になるのであれば良いですが、基本的には冷蔵庫で保存しましょう。
ポリ袋や保存容器に入れてヘタを下にして保存します。
長期保存する場合は冷凍保存
綺麗に洗ってヘタを除けばまるごと保存できます。
保存する際はしっかり取れるとラップで包んで空気にふれないようにして冷凍用保存袋に入れて保存します。
トマトは冷凍すると2ヶ月持ちますが、風味が落ちるため、火を通して使う料理がおススメです。
まとめ
抗酸化作用があり、妊娠力アップに効果的な栄養素が豊富に含まれておりトマト。
特に協力な抗酸化作用をもつリコピンは妊活中に是非摂取したい成分です。
トマトと相性の良い食べ物を組み合わせ、簡単レシピを使って是非毎日の食生活に効率的にトマトの栄養を取り入れましょう!
執筆監修者:中道麻智子(管理栄養士)