妊活中にしょうがを食べると良い理由やしょうがに含まれる栄養素、妊娠力アップのためのしょうがを使った簡単レシピをご紹介します。
しょうがはダイエットなどにも使われており、身体に良い食材として良く使われる食材ですよね。
しょうがについて知り、妊娠力アップのために日々の食生活に摂り入れましょう!
妊活中にしょうがを食べたほうが良い理由
しょうがに含まれる妊活中に効果的な栄養素をご紹介します。
妊活にとって大敵の冷えを改善するショウガオール
しょうがにはジンゲロールという辛味成分が含まれており、調理をして加熱することによってショウガオールに変わります。
ショウガオールには血行を促進する作用や身体の深部から温める効果があり、新陳代謝を高めて冷えを改善する効果があります。
ジンゲロールよりもショウガオールの方が身体を温める効果は増しますので、しょうがは生で食べるのではなく、調理して加熱したものを食べましょう。
脳神経の発達に関係するビタミンB6
ビタミンB6は脳神経の発達に関係しており胎児の脳の発達のために重要な栄養素なので、妊活中から積極的に摂りたい栄養素です。
また、たんぱく質が分解されてできるアミノ酸の代謝にもビタミンB6は必要であり、つわりの軽減にも効果的です。
不足すると代謝に異常が起こり、イライラや落ち着きが無くなる原因にもなりますので不足の無いように摂りましょう。
疲労回復効果のあるシネオール
しょうがの香りはシネオールと呼ばれる成分であり、疲労回復の効果があり妊活中のストレスや疲れを軽減してくれます。
抗酸化作用を促進するマンガンで卵子や精子の質がアップ
しょうがは野菜のなかではマンガンが豊富に含まれており、マンガンは代謝や抗酸化作用を高めます。
抗酸化作用は身体の老化を促進する活性酸素を除去することから卵子や精子の老化も抑えて質を高めてくれる働きがあります。
食べ過ぎは腹痛や下痢に繋がります
生姜には辛味成分が含まれているため、食べ過ぎると胃腸への刺激が強く、腹痛や下痢に繋がる可能性があります。
胃腸が弱い人や胃腸が弱っている場合は食べ過ぎには注意しましょう。
一緒に食べたい相性の良い食材
生姜と一緒に食べると相性の良い食材をご紹介します。
生姜の効果が高まる相性の良い食材と一緒に食べて妊娠力アップを目指しましょう!
味噌
味噌は発酵食品であるため、酵素が含まれており身体の新陳代謝を高めて身体を温める効果があります。
しょうがにも身体を温める効果がありますので、一緒に食べると冷え性の改善に効果的です。
玉ねぎ
玉ねぎに含まれる硫化アリルは血液中の中性脂肪やコレステロールを減らして血行を促進する効果があります。
しょうがに含まれるショウガオールにも血行を促進する作用や身体の深部から温める効果があり、新陳代謝を上げて冷えを改善する効果があります。
二つの効果が合わさるとより一層血行促進の効果が高まりますよ。
納豆
納豆にはビタミンB2が豊富に含まれており、しょうがに含まれるビタミンB6が身体で働くにはビタミンB2が必要です。
納豆としょうがを組み合わせて食べることでビタミンB6が効率的に体内で働き、アミノ酸の代謝に役立ちます。
妊活中におすすめなしょうがの食べ方・レシピ
妊活中におすすめのしょうがを使った簡単レシピをご紹介します。
豆腐と根菜の生姜味噌汁
◇材料(2人分)
- 大根…50g
- 人参…1/4本
- 玉ねぎ…1/4個
- 絹こし豆腐…1/2丁
- しょうが…20g
- 粉末和風だし…小さじ1
- 味噌…大さじ1
- 水…300cc
◇作り方
- 大根、人参は5mm幅のいちょう切り、玉ねぎはスライスに、豆腐は1cm角に切る。しょうがはすりおろす。
- 鍋に水を沸かして大根、人参、玉ねぎを入れる。
- 火が通ったら豆腐としょうがを入れ、粉末和風だし、味噌で味を整える。
1人分約83kcalです。味噌としょうがの組み合わせで新陳代謝が高まり身体が温まります。
豆腐にはイソフラボンが含まれており、女性ホルモンのバランスを整える働きがあります。
根菜類は食物繊維がたっぷり含まれているため、腸内環境を整える効果があり、妊活に必要な栄養素が吸収されやすくなります。
玉ねぎと大豆の生姜醤油炒め
◇材料(2人分)
- 水煮大豆…1袋
- 玉ねぎ…1個
- 人参…1/4本
- しょうが…20g
- 濃口醤油…大さじ1
- みりん…大さじ1
- ごま油…小さじ1
◇作り方
- 玉ねぎは1cm幅のスライスに切り、人参は短冊切、生姜はすり下ろす。
- フライパンにごま油を敷き、玉ねぎと人参がしんなりするまで炒める。
- 水煮大豆を加えてしょうが、濃口醤油 、みりんで味付けする。
1人分170kcalです。玉ねぎとしょうがの効果で血流がアップし、身体を温める作用があります。
さらに大豆にはイソフラボンが含まれており、女性ホルモンのバランスを整える働きや、カルシウムが豊富に含まれているため精神の安定に繋がります。
納豆とそぼろの甘辛しょうが炒め
◇材料(2人分)
- 納豆…1パック
- 合挽肉…150g
- しめじ…1/2袋
- しょうが…30g
- ごま油…小さじ1
- 濃口醤油…大さじ1.5
- 砂糖…大さじ1
◇作り方
- しめじは石づきを切り、しょうがは千切りにしておく。
- フライパンにごま油を敷き、合挽肉を炒める。
- しめじ、しょうがを加えて炒め、混ぜた納豆、濃口醤油、砂糖を入れて味を整える。
1人分約290kcalです。納豆に含まれるビタミンB2が生姜のビタミンB6の働きをサポートし、アミノ酸の代謝がスムーズに行われます。
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しょうがの保存方法
しょうがの保存方法をご紹介します。しょうがを正しく保存して美味しく食べましょう。
常温保存の場合
湿気や乾燥で傷まないようにしょうがを一つ一つ新聞紙で包み、風通しの良い冷暗所で保存します。
気温は15℃程度がしょうがを保存する適温ですので、夏場で気温が高い場合は冷蔵庫で保存しましょう。
常温では10~14日の間に使い切りましょう。
冷蔵保存の場合
常温保存ができない季節には新聞紙で包んだしょうがを野菜室に保存します。
カットした生姜を保存する場合は切り口が乾かないようにラップをして新聞紙に包んで保存すると長持ちします。
保存容器に水と生姜を入れて保存するとそのまま保存するよりも傷みにくくなります。
2~3日に1回は水を替えましょう。冷蔵だと約1カ月持ちます。
冷凍保存の場合
料理に使いやすいように輪切りや千切りにして保存します。
カットしたものを1回分ずつ使う量に分けてラップに包んで冷凍用保存袋に入れて保存すると使いやすくておすすめです。
冷凍用保存袋に入れる際はできる限り空気を抜いて保存しましょう。
しょうがをすり下ろした場合も冷凍保存がおすすめです。
製氷皿にすり下ろした生姜を入れておくと少量ずつ使えて便利ですよ。
冷凍の保存期間も役1カ月ですが、冷蔵での保存よりも風味が落ちにくいですよ。
しょうがで妊娠力アップ!
しょうがには妊活中の大敵である冷えを改善する身体を温める成分やアミノ酸の代謝に必要なビタミンB6が含まれています。
しょうがは料理に使いやすいため、すり下ろしたり千切りするなどして冷凍しておくと便利です。
しょうがを使った妊娠力アップのための簡単レシピを使って是非毎日の食生活にしょうがを取り入れてみてはいかがでしょうか。
執筆監修者:中道麻智子(管理栄養士)