日々、甘いものが食べたくなる瞬間はないでしょうか?妊活中は食事や生活に気を付けている方も多く、気が張っている時間も多いと思います。
そんな時、ほっと一息つける甘いものとお茶をする時間を作るのがおすすめです。
リラックスすることも、妊活生活には大切です。
今回は、そんなときに食べたくなる甘いスイーツレシピをご紹介します。
さつまいもとレーズンの巾着のレシピ紹介
さつまいもを使った、バターの風味が香る簡単にできるスイーツレシピです。
さつまいもは品種によって甘さが違うので、甘さが足りなければはちみつや砂糖を追加してもOKです。
シナモンパウダーは、スーパーや100円ショップでも販売されていますので、1つ持っておくといろんなものにかけることができます。
ラップできゅっと包んで形を作るので、手を汚すことなく作ることが出来ます。
たくさん作って、お客様へのおもてなしとしてもおすすめです。
材料(2人分)
- さつまいも…150g(小1本)
- バター…10g
- レーズン…10g
- シナモンパウダー…小さじ1/2
レシピ
- さつまいもはよく洗い、皮ごとラップで包む。600Wのレンジで4分30秒加熱する。
- タオルなどを使用しながら、皮をむく。
- ボウルに全ての材料を入れてフォークで、さつまいもを潰しながら混ぜる。
- ラップにお好みの量の③をのせ、巾着型に成形する。
カロリー156kcal
作り方のポイント
さつまいもが温かい内にバターを加えましょう。
こうすることでバターが溶けて、食感が滑らかに仕上がります。
食材が冷たいと、バターが溶けずに残ってしまうので温度に注意してください。
また、巾着形に形を整える際には、レーズンが上に来るようにしてください。
こうすることで、見た目がより可愛く仕上がります。
方法としては、ラップにタネをのせる際に、レーズンを先にのせてください。
ころんとした黄色い見た目にレーズンの紫色がとても映えます。
さつまいもに含まれる栄養素
さつまいもは、女性はもちろん、妊活中に嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。
さつまいもには、ビタミンCが100g当たり25mg含まれています。
ビタミンCは熱に弱いのですが、さつまいもに含まれるビタミンCはでんぷんに守られていることから熱に強いのが特徴です。
抗酸化成分であるため、シミやそばかすの予防、卵子の老化予防にも効果が期待できます。抗酸化成分はビタミンCだけではなく、ビタミンEも多く含んでいます。
また、炭水化物が多く含まれていますが、その中でも食物繊維を多く含んでいます。
100g当たり、水溶性食物繊維が1.0g、不溶性食物繊維が1.8g、合計で2.8g含まれています。
さつまいもを食べることで腸内環境の改善や、便のかさを増やすことにつながるでしょう。
さらにさつまいもには「ヤラピン」と呼ばれる成分が含まれています。
これは、さつまいもを切ったときに、じわっとにじみ出る白い汁のようなもので、さつまいも特有の成分です。
胃の粘膜を守ってくれたり、腸の動きを促進させる働きがあります。
食物繊維とヤラピンの相乗効果により、便秘改善が期待できます。
便秘が続くと、卵巣や子宮が圧迫されてしまう恐れがあるため、正常な位置に戻すためには便秘改善は必要なことだと考えられます。
紫色の種類のさつまいもや、さつまいもの皮にはアントシアニンと呼ばれるポリフェノールが多く含まれています。
この成分は、非常に強力な抗酸化成分であるため、活性酵素を除去してえくれます。
活性酵素を除去することで、卵子の老化防止や質の改善につながり、良い卵子の成長をサポートしてくれます。
カリウムを多く含んでいるのもさつまいもの特長で、むくみ改善に期待ができます。
また、卵子の老化予防と質を高めてくれると言われているため、妊活中にとっておきたい栄養素の一つです。
ゆでこぼしてしまうとカリウムは流出してしまうため、今回のレシピのように電子レンジ加熱や蒸す調理法がおすすめです。
レーズンに含まれる栄養素
レーズンは保存性を高めるために糖漬けされています。
そのため、少量でもしっかりエネルギーが摂取できます。
体調が良くないときや食欲がわかないときのエネルギー源として食べるのもいいでしょう。
ミネラル類を多く含んでいて、脂肪分が少ないので、ちょっとしたおやつにもおすすめです。
女性に不足しがちなカルシウムを多く含んでおり、妊娠するとカルシウムは胎児のために使ったり、授乳により喪失されてしまうため妊活中からしっかり摂取しておくのが良いでしょう。
シナモンに含まれる栄養素
シナモンはスパイスの王様と呼ばれており、漢方や生薬にも使われています。
抗菌作用や自律神経の調整作用があります。
血行促進の効果も期待できるため、冷え性改善にも良いと言われています。
妊活にとって冷えは大敵なので、冷え性持ちの方には嬉しい点ですよね。
体温をしっかり上げることで子宮力アップにつながります。
まとめ
いかがでしょうか?今回は、鍋を使わず電子レンジだけで作る簡単なレシピです。
さつまいも、レーズン、シナモンには女性にとってだけではなく妊活にとっても嬉しい栄養素がたっぷり含まれています。
お菓子などで甘いものをとるのではなく、自然の甘みを生かしたメニューで心も体もほっとできたら嬉しいです。
執筆監修者:宮﨑奈津季(管理栄養士)