「さやえんどうと筍の白和え」の作り方

低温期の食事

仕事や家事をこなしながらの妊活は、心身ともにストレスを感じやすいですね。
日常のストレスを無くすのは、なかなか難しいですが、食事でストレスに対抗したり、和らげたりすることができます。
ストレスに強い体を作るたんぱく質、活性酸素を除去するビタミンC、疲れを和らげるビタミンB群、精神を安定させるカルシウムなどの栄養素があなたの強い味方になります。

今回ご紹介するレシピは、たんぱく質とビタミンCが豊富なさやえんどうと、ストレスに対抗するビタミンB6を含む筍を使った白和えです。
白和えに使う豆腐は、良質なたんぱく質とカルシウムなどの栄養素が多く、大豆イソフラボンは、ホルモンバランスの調整をして、月経周期を整える効果があり、妊活に役立ちます。

ストレスで疲れを感じるときに、ぜひお試しください。

さやえんどうと筍の白和えレシピ紹介

さやえんどうと筍をごま風味の白和え衣で和えた春を感じる一品です。
筍は低カロリーで食物繊維が豊富なので、食べすぎた翌日などお腹をスッキリさせたいときにもおすすめです。

さやえんどうと筍の白和え-完成

材料(2人分)

  • さやえんどう…60g
  • ゆでたけのこ…80g
  • 木綿豆腐…1/2丁(150g)
  • 白ゴマ…大さじ2
  • 砂糖…小さじ1と1/2
  • しょうゆ…小さじ1
  • みそ…小さじ1

さやえんどうと筍の白和え-材料

レシピ

  1. 木綿豆腐は電子レンジ600wで2分加熱して、ザルにあげて冷まし、水切りをする。
    さやえんどうはすじをとり、沸騰した湯に塩少々を入れて下ゆでをし、ななめ半分に切る。
    ゆでたけのこはタテ半分に切り、薄切りにする。
    さやえんどうと筍の白和え①
  2. すり鉢で白ゴマをすり、①の木綿豆腐、砂糖、しょうゆ、みそも加えてすり合わせる。
    さやえんどうと筍の白和え②
  3. ②とさやえんどう、たけのこを和えて、器に盛る。
    さやえんどうと筍の白和え③

エネルギー 146 kcal(1人分)
食塩相当量  0.9 g(1人分)

作り方のポイント

  • ②の工程は、すり鉢の代わりにフードプロセッサーを使っても、簡単にできます。
  • 味つけに薄口しょうゆを使うと、色がつきにくく、キレイな仕上がりになります。
  • 時間がたつと水っぽくなりやすいので、和えてからなるべく早めに食べるようにしましょう。

さやえんどうに含まれる栄養素

さやえんどうは、えんどうの若いさやと豆を食べるもので、豆類と野菜の両方の栄養素をとれるのが特長です。
豆類に多いたんぱく質、糖質が豊富で、からだづくりの材料や活動のエネルギーになります。
さらに、ビタミンCが多く、細胞の酸化を防ぎ、老化を抑制する働きがあります。
糖質とビタミンB1、B2が一緒に摂れるので、糖質を効率的にエネルギーに代謝でき、疲れにくい体質づくりに役立ちます。

たけのこに含まれる栄養素

たけのこは、カリウムやマンガンなどのミネラルや食物繊維が豊富です。
ビタミン類は少なめですが、ビタミンB6、Eが含まれています。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出する働きがあり、高血圧予防やむくみ解消に役立ちます。
ビタミンEは抗酸化作用のほか、血行促進作用による冷え解消や、排卵促進、ホルモンバランスの調整など妊活をサポートします。
うま味成分のアスパラギン酸は、体の代謝を高め、疲労回復やスタミナアップに効果があります。
低カロリーで食べごたえがあるので、ダイエットに活用できます。

豆腐に含まれる栄養素

豆腐は、たんぱく質、カルシウム、ビタミンE、イソフラボン、レシチン、サポニンなどの栄養素が含まれています。
良質なたんぱく質が豊富なので、体を作る材料になったり、栄養素を細胞に届けて活性化させたりする働きで、妊活に役立ちます。
女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンは、ホルモンのバランス調整や冷え性の改善に貢献します。
大豆に含まれるサポニンは、細胞を老化させる活性酸素を抑える作用で、卵子や精子の質を高めます。

【妊活】たんぱく質とビタミンC豊富なさやえんどうでストレス対策

『さやえんどうと筍の白和え』は、さやえんどうと豆腐に豊富なたんぱく質やさやえんどうのビタミンC、筍のビタミンB6がストレスに負けない体づくりに役立つレシピです。
抗酸化作用の高いビタミンC、ビタミンE、サポニンなどの栄養素もとれるので、体内の活性酸素を除去して、老化を予防し卵子や精子の質を高める効果も期待できます。

ストレスは早めに解消して、前向きに妊活に取り組みましょう。

執筆監修者:山田由紀子(管理栄養士)