妊活中はさまざまなストレスを感じやすいですね。
日常的に強いストレスがかかり続けると、体内に有害な活性酸素が発生し、妊娠に大切な生殖機能を老化させてしまうことがあります。
最近イライラしがちと思ったら、ストレス解消に有効なカルシウムをしっかりとるようにしましょう。
今回ご紹介するレシピは、カルシウムが豊富な桜えびと、滋養強壮効果のある長いも、血行促進に役立つ青ねぎをつかった香ばしいねぎ焼きです。
妊活に良い食材の組み合わせで、ストレスに負けない強いからだづくりを目指しましょう。
桜えびのネギ焼きレシピ紹介
中はもちもち、外はカリッとした食感で、ごま油が香るチヂミ風のねぎ焼きです。
こんがりと色よく焼いて、さっぱりとしたぽん酢しょうゆでいただきます。
材料(2人分)
- 青ねぎ…3~4本(60g)
- 長いも(すりおろし)…大さじ2(50g)
- 桜えび(乾燥)…大さじ2(6g)
- 卵…1個
- 小麦粉…1/2カップ(55g)
- だし汁…1/2カップ
- ごま油…大さじ1
- ぽん酢しょうゆ・マヨネーズ・花かつお…各適量
レシピ
- 青ねぎは小口切りにする。長いもはすりおろす。
- ボウルに卵、小麦粉、だし汁を入れて、よくかき混ぜる。
長いも、青ねぎ、桜えびを加えて、さっくりと混ぜ合わせる。
- フライパンにごま油を中火で熱し、生地を丸くなるように広げ入れ、両面をこんがりときつね色に焼く。
皿に盛り、ぽん酢しょうゆ、マヨネーズ、花かつおを添える。
エネルギー 293 kcal(1人分)
食塩相当量 0.8 g(1人分)
作り方のポイント
- 生地を作ったらすぐに焼いてください。時間が経つと青ねぎから水分が出て、水っぽくなります。
- ごま油を多めにひいて、生地の両面をカリッと香ばしく焼き上げるのが、おいしさのポイントです。こってりした味が好みなら、お好み焼きソースをかけるのもおすすめです。
- たこ、いか、えび、ちくわなどをプラスすると、うま味が増して、さらにおいしくなります。
桜えびに含まれる栄養素
桜えびは、カルシウムをはじめ、葉酸、亜鉛、タウリン、アスタキサンチンなどの栄養素が含まれています。
カルシウムは精神を安定させる効果とともに、丈夫な歯や骨を作る働きがあり、妊娠準備に不可欠です。
タウリンは疲労回復効果が高く、スタミナ不足を補います。
アスタキサンチンは、えびやカニ、鮭などに含まれる赤い色素成分で、強力な抗酸化力があり、からだの老化を防ぐアンチエイジング効果が期待できます。
長いもに含まれる栄養素
長いもは、ビタミンB1が豊富で「山のうなぎ」と呼ばれるほど、滋養強壮作用があることが昔から知られています。
独特のねばりには、水溶性食物繊維が含まれていて、胃の粘膜を保護したり、便秘の解消にも役立ちます。
カリウムも豊富で、体内の水分バランスを調整して利尿作用を高めて、むくみの解消や、高血圧の予防に効果があります。
青ねぎに含まれる栄養素
青ねぎの緑色の部分には、β-カロテン、ビタミンC、カリウムなどの栄養素を、白色の部分には硫化アリルが多く含まれています。
β-カロテンは、体内でビタミンAに変換されて、皮膚や粘膜の健康を保ったり、細胞の分化に関わり、胎児の細胞分裂を助ける作用をします。
硫化アリルは、ねぎ特有の香り成分で、血行を促進して、疲労回復や冷え症の改善に効果を発揮します。
【妊活】カルシウムをしっかりとってストレスは早めに解消!
妊活ストレスからくるイライラには、カルシウムをしっかりとって、高ぶった気持ちを落ち着けましょう。
カルシウムは、食品からとることに加えて、ウォーキングなどの運動習慣が、丈夫な骨づくりにつながります。
カルシウムは不足しやすいので、妊娠に備えて、今からコツコツと蓄えておくことが大切です。
『桜えびのネギ焼き』は、カルシウムが豊富でイライラ解消に役立つうえに、滋養強壮効果があり、疲労回復やスタミナアップにも最適なレシピです。
パパっと短時間で簡単に作れるので、ゆっくり過ごしたい休日のランチにいかがでしょうか?
執筆監修者:山田由紀子(管理栄養士)