「たことかぶの酢の物」の作り方

低温期の食事

タコに含まれるタウリンは、細胞を活性化するミトコンドリアの働きに作用し、滋養強壮に良い栄養素として知られています。
妊娠力をあげるためには健康で若々しい身体づくりが欠かせません。

タコと相性の良いかぶを使って、卵子や精子の質に効果的な一品を紹介します。

たことかぶの酢の物のレシピ紹介

たことかぶの酢の物-完成

タコのコリコリとした歯ごたえとかぶときゅうりのシャキッとした食感が楽しめます。
彩りもよくさっぱりとした酢の物は、夏バテなど食欲がない時にもおすすめ。
下ごしらえした食材を和えるだけで簡単にできますよ。

材料(2人分)

たことかぶの酢の物-材料

  • 茹でタコ(生食用)…足1本(80g)
  • 白かぶ…1/2株(300g)
  • きゅうり…1/2本(50g)
  • 乾燥わかめ…4g
  • 塩…適宜

(三杯酢)

  • 穀物酢…大さじ3
  • しょうゆ…大さじ1
  • さとう…大さじ2

レシピ

  1. 茹でタコは食べやすい大きさに切る。
    たことかぶの酢の物①
  2. かぶは薄いいちょう切り、きゅうりはスライサーで薄切りにし、塩をそれぞれひとつまみかけて、塩もみをする。
    5分程置いて、水が出てきたら、手に力を入れ絞り、かぶときゅうりの水分を出す。
    たことかぶの酢の物②
  3. かぶの葉は熱湯に塩をひとつまみ入れて、1分間茹でて、水にさらし、よく絞る。
  4. 乾燥わかめを水にさらして戻して、水気をきる。
  5. 三杯酢を合わせておく。
    たことかぶの酢の物③
  6. ①~⑤の全ての材料を混ぜ合わせ、冷蔵庫で30分程冷やして完成。

エネルギー 116㎉(一人分)

作り方のポイント

かぶは葉や皮ごと使うと栄養を余すことなく取り入れることができます。
カブの代わりに大根を使っても美味しいです。
タコは冷凍保存しても味が落ちにくいので、安いときに買って冷凍しておくともう一品ほしいときに重宝します。

たこに含まれる栄養素

タコには、たんぱく質、タウリン、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB12が多く含まれています。

タウリンは精巣に多く存在していて男性ホルモンの分泌に必要な栄養素。精子を保護して卵子にたどり着きやすくする働きがあります。

タウリンと一緒に亜鉛やマグネシウムも補えるため、妊活男性におすすめの食材といえます。

参考文献:精子のタウリン不足が不妊を招く ~精子が雌生殖器道内での浸透圧的ストレスを回避するメカニズムの発見~
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201804201400.html

妊活中にたこを食べる理由!妊娠力アップのレシピも紹介
タコには妊活で注目されているタウリンが豊富です。さらに、不足しがちな鉄や亜鉛、妊活に必須のビタミンEもたっぷり。タコに含まれる栄養素の解説をはじめ、食べる時の注意点、相性の良い食材やタコを使ったレシピなどをご紹介しています。ぜひ妊活中の食事の参考にして下さい。

かぶに含まれる栄養素

かぶの根の部分には消化酵素のアミラーゼ、葉酸、ビタミンB6 が多く含まれます。

葉酸は胎児の健康に役立つだけでなく、精子の染色体異常を抑える効果もあります。
ビタミンB6は葉酸の働きを助ける働きがあります。

タコに含まれるビタミンB12も葉酸の吸収を助けるため、タコとかぶを一緒に食べることで効率的に補うことができます。

わかめに含まれる栄養素

わかめには、食物繊維や、ヨウ素、カリウム、カルシウム、亜鉛などのミネラルが含まれています。
食物繊維は便秘改善、カリウムはむくみの改善や血圧を下げる効果が期待できます。

【妊活】健康で若々しい身体づくりが妊活の基本

タコに含まれるタウリンはミトコンドリアを活性化して、健康で若々しい身体をつくります。
タウリンは体内で作られる量が少ないため、毎日の食事から意識して摂りたい栄養素です。

ビタミンを含むかぶとワカメを合わせることで抗酸化作用の相乗効果も期待できます。
卵子と精子の質を高めて妊娠力をアップしましょう。

酢には血糖値の上昇をゆるやかにする働きもあります。
さっぱりした物が食べたい時や食欲がない時は、妊活に役立つ食材で酢の物を作ってみませんか。

執筆監修者:野間千晶(管理栄養士)