冷え性に悩む女性は多いですが、冷えによって、ホルモンバランスが崩れたり、子宮や卵巣など内臓の機能が低下したりと、妊活の大敵になるので、早めに改善しましょう。
冷えは、栄養不足や血液循環の悪さが原因で起こります。
改善するためには、血液をサラサラにして、血のめぐりをよくすることが重要です。
今回ご紹介するレシピは、玉ねぎを丸ごと使ったスープです。
ポリフェノールが豊富な玉ねぎは、血管をじょうぶにして、血液循環をよくする作用があり、冷え性改善に役立ちます。
さらに、良質なたんぱく質やカルシウムを含むチーズと、抗酸化作用の高いパセリも一緒に食べることで、栄養不足の解消にも役立つレシピです。
冷えをすばやく解消したいときに、電子レンジを使って簡単に作れるので、試してみてはいかがですか?
玉ねぎ丸ごとスープレシピ紹介
玉ねぎのやさしい甘みと、とろーりチーズがよく合う体の中から温まるスープです。
お鍋で作ると時間がかかりますが、電子レンジならたった10分でできあがり!
材料(2人分)
- 玉ねぎ(小さめ)…2個
- 粉末コンソメ…小さじ1
- 水…160cc
- ピザ用チーズ…大さじ2(16g)
- パセリ…適量
- 黒こしょう…お好みで
レシピ
- 玉ねぎの皮をむき、上の茶色い部分と、下の根の部分を切り落とす。
上から3㎝くらいの深さで十字に切れ込みをいれる。
- 玉ねぎを1個ずつ耐熱容器に入れ、ラップをかけて、電子レンジ500Wで4分加熱する。(2個同時に加熱する場合は500Wで6分)
- ②を電子レンジから出して、それぞれに水80ccとコンソメ小さじ1/2を入れ、ピザ用チーズ大さじ1をかけて、電子レンジ500Wで2分加熱する。(ラップはかけない)
- 仕上げにパセリのみじん切りとお好みで黒こしょうをふる。
エネルギー 91kcal(1人分)
食塩相当量 0.8g(1人分)
作り方のポイント
- 玉ねぎの根を切るときは、茶色い根の部分だけを削るように切って下さい。
芯を切り落とすと、バラバラに崩れてしまいます。 - 粉末パセリを使っていますが、生のパセリを使えば、より高い栄養効果が期待できます。
玉ねぎに含まれる栄養素
玉ねぎは、ビタミンB6、ビタミンC、硫化アリル、カリウム、ポリフェノールなどの栄養素が含まれています。
玉ねぎ特有のツンとした刺激のもとである硫化アリルは、冷え性やストレス、不眠などの症状に効果があります。
さらに、ビタミンB1の吸収を助ける作用もあるので、ビタミンB1を含むチーズと一緒に食べると疲労回復や代謝アップに役立ちます。
ポリフェノールは、血液をサラサラにする作用などがあり、血のめぐりを良くします。
チーズに含まれる栄養素
チーズは、たんぱく質、カルシウム、乳酸菌、亜鉛、ビタミンB1、フェニルアラニンなどの栄養素が含まれています。
妊活に役立つ栄養素の代表はカルシウムで、赤ちゃんの発育や精神の安定に欠かせません。
チーズのカルシウムは吸収率が高いので、効率的に摂れる点がメリットです。
体を作るたんぱく質や疲労回復効果のあるビタミンB1なども妊活に役立ちます。
パセリに含まれる栄養素
パセリは、ビタミンA・C・E、ビタミンB群、カルシウム、鉄、クロロフィルなどの栄養素が含まれています。
つけ合わせのイメージが強いですが、栄養成分が非常に豊富で、健康効果はピカイチです。
とくに抗酸化作用が高く、有害な活性酸素を除去して、体のサビつきを防ぐ効果で卵子の老化を抑制します。
【妊活】玉ねぎで血のめぐりを良くして冷えを改善
『玉ねぎ丸ごとスープ』は、ポリフェノールが豊富な玉ねぎが血液をサラサラにして、血のめぐりを良くし、妊活の大敵である冷えを改善します。
さらに、チーズのたんぱく質やカルシウム、パセリの抗酸化作用など、妊活中に摂りたい栄養も一緒に摂れるレシピです。
玉ねぎをまるごと食べて、妊活のさまたげになる冷えを解消しましょう!
執筆監修者:山田由紀子(管理栄養士)